東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのヴェネツィア・サイド テラスルーム(通称:ヴェネテラ)に宿泊してきたので、部屋の雰囲気などを写真付きで紹介します。
「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」は、古きよき時代のイタリアをテーマとし、質の高いサービスを提供するパーク一体型ホテルです。
ホテルの所有は「株式会社オリエンタルランド」ですが、経営・運営は「株式会社ミリアルリゾートホテルズ」が行っています。
東京ディズニーランドホテル、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ、ディズニーアンバサダーホテル、東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテルの経営・運営を行っている株式会社オリエンタルランド100%出資の子会社。
“ミラコスタ / MiraCosta”は、イタリア語で「海を眺めること」を意味し、その名のとおり、客室からは、メディテレーニアンハーバーや東京湾を見渡すことができます。
ホテルミラコスタは、ディズニーホテルの中でも予約難易度はトップクラスです。特にテラスルームやバルコニールームの予約は困難を極めます。予約開始後、1分未満で満室になるため予約するには根気強くチャレンジするかキャンセル拾いをする必要があります。
今回は、ヴェネツィア・サイド テラスルームに宿泊してきたので眺望や部屋の雰囲気、アメニティなどを解説します。
目次
ヴェネツィア・サイド テラスルームの位置
テラスルームには、以下の4種類があります。
- テラスルーム(ヴェネツィア・サイド)
- テラスルーム(ピアッツァビュー)
- テラスルーム(ハーバービュー)
- テラスルーム(ハーバーグランドビュー)
ここでは、ヴェネツィア・サイド テラスルームの位置関係を中心に解説します。
ヴェネツィア・サイド テラスルームは、全部で5部屋(5366号室、5362号室、5356号室、5352号室、5348号室)あります。
部屋によってそれぞれ特徴があるため「あたり部屋」や「はずれ部屋」というものは人によって異なります。各部屋の特徴(メリット・デメリット)は以下の通りです。
部屋番号 | 柵 | 屋根 | 補足 |
---|---|---|---|
5366 | 細い | なし | S.S.コロンビア号は見えない |
5362 | なし | ある | 柵の隙間がなく壁のみ&S.S.コロンビア号は見えない |
5356 | 細い | なし | 屋根はないがサンシェードあり。雨の場合テラスでの朝食不可 |
5352 | 太い | ある | ー |
5348 | 太い | ある | ー |
ヴェネツィア・サイド テラスルームは、部屋によって眺望の違いが少ないことから「あたり部屋」や「はずれ部屋」がないと言われています。
ただ実際に「はずれ部屋」はあります。それは「5362号室」です(個人的な意見です)。5362号室は、柵の隙間から景色を見ることができないようになっています(柵の隙間の先は壁です)。170cm前後の身長がなければ、眺望は期待できません。小さな子供は抱っこ必須です。
柵の隙間から景色を眺めることができないので、運河を目視するのは困難を極めます。写真だけであれば、手を伸ばせば撮影できます。ただ、壁の厚みが結構あるため、気軽に良い写真を撮るのは難しいです。
「あたり部屋」といえるか分かりませんが一番バランスが良いのは「5356号室」です。雨が降るとテラスでの朝食はできませんが、柵が細くS.S.コロンビア号も見えます。
客室からの眺望(景色・夜景・花火)
ヴェネツィア・サイド テラスルームからの眺めは、部屋によって眺望が異なりますが、主な違いは「S.S.コロンビア号」が見えるか見えないか程度です。花火は見えません。
ここでは、我が家が宿泊した5362号室からの眺めを紹介しますので参考にしてください。
5362号室は、ヴェネツィア・サイド テラスルームの中で唯一柵の隙間から景色を眺めることができない部屋です。柵(壁)より身長が高ければ以下のような景色を眺めることができます。ただ、やはり運河を見るのは難しいです。
以下の写真は175cmの私が撮影した例になります。
3連窓からは、ディズニーリゾートラインを見ることができます。こちらの窓を見るにしても、ある程度の身長が必要です。
5366号室だと、柵(隙間)が多いので身長が低くても柵越しに眺望を楽しめます。
少し乗り出せば他のヴェネツィア・サイド テラスルーム(5356号室、5352号室、5348号室)も確認できます。
ヴェネツィア・サイド テラスルームからは、運河を往来する「ヴェネツィアン・ゴンドラ」、プール&スパの「テルメ・ヴェネツィア」、運河沿いのイタリアンレストラン「リストランテ・ディ・カナレット」、少し遠めに「タワーオブテラー」、部屋によっては「S.S.コロンビア号」を眺めることができます。
とにかく柵が高く奥行きがあるので以下のような眺望を直接見ることは困難です。あくまでもカメラ越しに撮影した眺望なので、あまり過度な期待はしないことをおすすめします。
■開園前
夜になるとパーク内が徐々にライトアップされるので雰囲気があります。
■閉園後
客室アメニティ
ヴェネツィア・サイド テラスルームに入ると右側にトイレ、左側にクローゼットがあります。
クローゼット内には、バスローブ、ハンガー、スリッパ、ペーパーバッグ、靴ベラ、セーフティーボックス、子ども用踏み台(ステップ)などが入っています。※2023年2月28日(火)をもって客室でのペーパーバッグの常設は終了しています。現在は、持ち帰り可能なエコバッグになっています。
ヴェネツィア・サイド テラスルームは、ドアなどで区切られているわけではありませんが、リビングと寝室で部屋が分かれています。リビングには、ソファー、テーブル、椅子、テレビなどが設置されています。
ディズニーキャラクターが描かれたタペストリーも飾られています。
リビングのテーブルには、客室特典として生花と花籠(ミッキーシェイプのチャーム付き)が置かれており、袋に入れて持ち帰ることができます。
ドリンクコーナーには、コップ、ティーカップ、アイスペール、電気ケトルがあります。冷蔵庫には、無料のミネラルウォーターが入っています。
ドリンクコーナーのすぐ近くには、荷物置き場もあります。
寝室には幅160cmのダブルベッド、テレビ、加湿空気清浄機があります。ヴェネツィア・サイド テラスルームの定員は2名ですが、小学生以下の子供であれば添い寝2名まで可能なので最大4名まで同一料金で宿泊できます。
最大4名(うち添い寝2名)まで泊まれるのは良いのですが、幅160cmのダブルベッドに全員寝るのは非現実的です。感覚的には以下のようなイメージです。
- 子供が未就学:3人なら寝られるが4人は厳しい
- 子供が小学生の高学年:3人でも厳しい
3名以上で宿泊する時の救世主が寝袋です。我が家は、大定番ブランド「コールマン」のコージーII C10を購入しました。値段も手頃でおすすめです。今後テラスルームに3人以上で宿泊する予定があるなら1つは持っていても損はないです。
パナソニック製の加湿空気清浄機です。
テレビもパナソニック製で、「ディズニー・チャンネル」と「ディズニージュニア」を無料で楽しめます。リビングのテレビは壁掛け型でしたが、寝室のテレビは据え置き型です。テレビ下の引き出しには、パジャマが入っています。
ベッド横には、電話、目覚まし時計、メモ帳、ポストカード、担当者の名前が書かれた本日のルームメイク担当カードが置かれています。
テラスへは、リビングと寝室どちらからでも出られるようになっています。テラスに通じる扉は防音性が高いので閉めるとパーク内の音を遮断してくれます。我が家は常にパーク内の音楽を聞きたかったので就寝ギリギリまで開けっ放しにしていました。
テラス側から客室側に目を向けると以下のような感じで扉が2つあります。
テラスは広々としており開放感抜群です。屋根が付いているので雨が降った場合でも朝食を食べられます。また、テラスの両サイドは壁で区切られているので、プライベートな空間は確保されています。
バスルーム(トイレ・風呂・洗面)
ヴェネツィア・サイド テラスルームのトイレと風呂はそれぞれ別の部屋にあります。トイレはリビング、風呂は寝室です。
トイレは、ウォシュレット付きで洗面台付きという豪華仕様です。
ヴェネツィア・サイド テラスルームのトイレットペーパーには、ミラコスタの「M」のロゴが入っています。
ヴェネツィア・サイド テラスルームのバスルームは、シャワーブースと浴槽が別々になっているため、シャワーブースで体を洗って浴槽まで移動しなければならないので若干面倒です。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープは、ディスペンサー式で中身は花王製品でした。
ヴェネツィア・サイド テラスルームのお風呂は、豪華なジェットバス(ジャグジーバス)になっています。
洗面台は、タオル、各種アメニティ、ハンドソープ、コップ、鏡が置かれています。
アメニティは全て持ち帰りOKです。缶ケースの中には、綿棒・コットン・シャワーキャップ・ヘアバンドが入っています。
スペチアーレ・ルーム&スイートの客室には、入浴剤と基礎化粧品セットも設置されています。化粧品セットは、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーのオフィシャルスポンサーでもある富士フイルム株式会社のアスタリフトです。
洗面台の左側の引き出しにはティッシュと子供用ハブラシ、右側の引き出しにはドライヤー、ヘアブラシが収納されています。ドライヤーは、コイズミのホテル用ヘアドライヤー「Silky Love」です。
客室特典
テラスルームの宿泊者は、以下の特典をうけられます。
- 朝食(ルームサービス or ベッラヴィスタ・ラウンジ)
- サローネ・デッラミーコを利用可能
朝食(ルームサービス or ベッラヴィスタ・ラウンジ)
ルームサービス | ベッラヴィスタ・ラウンジ |
---|---|
スペチアーレ・ルーム&スイートの宿泊者は、客室特典としてベッラヴィスタ・ラウンジでの朝食が付いていますが、スイートルームとハーバールーム、テラスルームの宿泊者は、ルームサービスでの朝食も選択できます。
ベッラヴィスタ・ラウンジとルームサービスでの朝食どちらであっても事前予約必須です。
ルームサービスでの朝食の注文受付は、TV画面から前日24:00まで行えます。
テラスルームに宿泊した場合は、絶対的にルームサービスの朝食をおすすめします。テラスに出て食べる朝食は幸せの一言に尽きます。
■スクランブルエッグ
■プレーンオムレツ
■お子さまブレックファスト
ベッラヴィスタ・ラウンジの朝食については、以下の記事で詳細に解説しています。
サローネ・デッラミーコを利用可能
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタには、スペチアーレ・ルーム&スイートの宿泊者だけが利用できる専用ラウンジ「サローネ・デッラミーコ」があります。
サローネ・デッラミーコでは、以下のサービスをうけられます。
- チェックイン/チェックアウト
- ラウンジでの飲み物の提供
サローネ・デッラミーコについては、以下の記事で詳細に解説しています。
宿泊者特典
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの宿泊者は、以下の特典をうけられます。
- 宿泊者のみ購入可能な限定グッズ「ディズニーホテル・エクスクルーシブ」
- スパ&プール「テルメ・ヴェネツィア」を利用可能
宿泊者のみ購入可能な限定グッズ「ディズニーホテル・エクスクルーシブ」
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの宿泊者は、宿泊特典として「ディズニーホテル・エクスクルーシブ ぬいぐるみバッジ付きトートバッグ(10,000円)」を購入できます。
購入する場合は、ミッキーとミニーのぬいぐるみバッジ各1個とトートバッグをレジに持っていき、ルームキーまたはキーブックレットを提示します。
なお、他のディズニーホテルも宿泊すれば宿泊したホテル限定のグッズを購入できます。
東京ディズニーランドホテル宿泊特典 |
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ディズニーアンバサダーホテル宿泊特典 |
スパ&プール「テルメ・ヴェネツィア」を利用可能
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの宿泊者は、宿泊者限定のスパ&プール「テルメ・ヴェネツィア」を利用できます。屋外プールは夏期限定ですが、屋内プールは年中無休で営業しています。
受付でルームキーの提示が必要です。アプリのルームキーの提示でもOKですが、画面キャプチャはNGです。
テルメ・ヴェネツィアについては、以下の記事で解説しています。
まとめ
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのヴェネツィア・サイド テラスルームは、東京ディズニーシーの運河の街「パラッツォ・カナル」を眺められる全部で5部屋(5366号室、5362号室、5356号室、5352号室、5348号室)しかない客室です。
ヴェネツィア・サイドテラスルームは、他のテラスルーム(ハーバーグランドビューやハーバービュー)と比較すると予約難易度は低いですが、それでも予約するのは難しいです。
予約を取るには、予約開始日の予約戦争に参加するか、キャンセルを拾うかのどちらかになります。私の経験上だとキャンセル拾いの方が予約しやすいです。
予約するのが難しいヴェネツィア・サイド テラスルームですが、ぜひ予約を勝ち取って宿泊してください。
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