東京駅にビューゴールドラウンジというラウンジがあります。ビューカードのゴールドカード保有者や当日東京駅発の「グランクラス」の利用者などが利用できます。
ビューゴールドラウンジでは、ソフトドリンクだけでなくお菓子の提供もあります。またラウンジの利用中であれば大きな荷物や傘をクロークで預かってもらえます。Wi-Fiも無料です。
サービス内容をまとめると以下の通りです。
- ソフトドリンクサービス
- お菓子のサービス
- 新聞・旅行雑誌などの用意
- 無料Wi-Fi
- クロークサービス(ラウンジ利用中に限る)
- 喫煙ルーム
今回は実際にビューゴールドラウンジを利用してきたので実体験をもとに写真付きで紹介したいと思います。
目次
ビューゴールドラウンジの場所・行き方
ビューゴールドラウンジは、東京駅1階のJR東京駅八重洲中央口改札を出てすぐの場所にあります。「ビューゴールドラウンジ」と目立つように書かれているわけではないので、初めて利用する場合は、分かりにくいかもしれません。
ラウンジ名 |
---|
ビューゴールドラウンジ |
住所 |
東京都中央区八重洲2丁目2−7 |
営業時間 |
8時~18時まで ※ラストオーダーは17時30分 |
定休日 |
年中無休 |
地図 |
ビューゴールドラウンジの利用条件・同伴者について
ビューゴールドラウンジを利用するには主に以下の2つの方法があります。
- 対象のゴールドカードを保有&特定の条件を満たす
- 当日東京駅発の「グランクラス」を利用する
それぞれ個別に解説します。
対象のゴールドカードを保有&特定の条件を満たす
ビューゴールドラウンジは、基本的には対象のゴールドカード会員向けに用意されている施設ですので以下のゴールドカードのいずれかを保有すれば利用できます。家族カードもOKです。
- ビューゴールドプラスカード
- JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード
ただ上記のカードを持っていたとしても、いつでも利用できるわけではなく、利用するには以下のいずれかの条件も満たす必要があります。
- 当日東京駅発の新幹線グリーン車・特急列車グリーン車(プレミアムグリーン車を含む)の利用
- ビューゴールドラウンジご利用券の利用
対象のゴールドカード会員であってもグリーン車以外の利用だと残念ながらビューゴールドラウンジを利用できません。またグリーン車を利用するとしても当日東京駅発が条件のため、東京駅着など使用済みのグリーン券では利用できません。
しかし、対象のゴールドカード会員であれば新幹線に乗車しなくてもラウンジを利用できる裏技があります(裏技というほどでもありませんが…)。
それが「ビューゴールドラウンジご利用券」の利用です。
「ビューゴールドラウンジご利用券」は、ビューゴールドプラスカード会員とJALカードSuica CLUB-Aゴールドカード会員のみ交換可能な商品で、2,500ポイントで交換できます。
当日東京駅発の「グランクラス」を利用する
当日東京駅発の「グランクラス」の利用者は、対象のゴールドカードを保有していなくてもビューゴールドラウンジを利用できます。
グランクラスは、グリーン車よりもさらに上位の車両・座席です。最初に導入されたのがE5系「はやぶさ」なので「グランクラス=はやぶさ」のイメージがありますが、現在は以下の車両でもグランクラスを利用できます。
- 東北・北海道新幹線(E5系・H5系)
- 北陸新幹線(E7系・W7系)
- 上越新幹線(E7系)
補足:同伴者・子供について
同伴者は以下のいずれかの方法で利用できます。
- 別途利用料3,300円(税込)を支払う ※1
- ビューゴールドラウンジご利用券の利用
※1:利用料金は、ビューカード、Suica、現金、びゅう商品券、または他社クレジットカードで支払えます。
子供は3歳以上から「利用料」または「ビューゴールドラウンジご利用券」が必要です。3歳未満は無料で利用できます。
子供は3歳以上から料金がかかるので、子供がいる家族は使いづらさがあります。3歳以上の子供がいる場合は、いっそのこと「ビューゴールドラウンジ」を利用せず、すぐ近くの「大丸東京店のD’sラウンジトーキョー」を使うという代替手段もありです。
大丸東京店のD’sラウンジトーキョーであれば、小学生以下は無料で利用できます。ただ、大丸東京店のD’sラウンジトーキョーを利用するには、ダイナースクラブプレミアムカードなどの上級カードが必要です。利用条件などについては以下の記事で解説しています。
ビューゴールドラウンジの同伴者の利用は別途3,300円(税込)の利用料が必要ですが、事前に2,500ポイントで「ビューゴールドラウンジご利用券」に交換しておけば800円お得にビューゴールドラウンジを利用できます。
ただし「ビューゴールドラウンジご利用券」は、発行日より6ヶ月を経過した日の月末が有効期限になっているため交換時期に注意する必要があります。
ビューゴールドラウンジの利用方法・注意点
ビューゴールドラウンジの利用方法は簡単です。
以下のいずれかを受付で提示するだけです(利用は営業時間内に限ります)。
- ビューカードのゴールドカード + 「当日東京駅発の新幹線グリーン車・特急列車グリーン車(プレミアムグリーン車を含む)のきっぷ」
- ビューカードのゴールドカード + 「ビューゴールドラウンジご利用券」
- 当日東京駅発のグランクラスのきっぷ
1と3の場合は、当日乗車になる新幹線・特急列車の出発予定時刻の90分前から入室できます。2の場合は、いつでも入室できますが利用可能時間は入室から90分以内です。
提示するきっぷは、紙のきっぷである必要はありません。列車予約サイト等のチケットレスサービス(※1)できっぷを購入した場合は、利用条件を確認できる画面(購入完了メールや購入完了画面メモなど)を提示すればOKです。
※1:エクスプレス予約、プラスEX、新幹線eチケットサービス、えきねっとチケットレスサービスなど
ビューゴールドラウンジの主な注意点は以下の通りです。
- 満席時は利用できない場合がある
- 予約はできない
- 持ち込んだものの飲食は禁止
- クロークはラウンジ利用中のみ利用可能
- ラウンジは1度出ると再入室不可
ビューゴールドラウンジのドリンクメニューとお菓子
ビューゴールドラウンジのドリンクは飲み放題です。
ドリンクのメニューは以下の通りです。
ホット |
---|
・プレミアムコーヒー ・カプチーノ ・カフェラテ ・エスプレッソ ・緑茶 ・ほうじ茶 ・紅茶 ・ハーブティー |
アイス |
・アイスコーヒー ・アイスカフェラテ ・アイスティー |
ソフトドリンク |
・オレンジジュース ・ウーロン茶 |
ミネラルウォーター |
・フロムアクア |
ビューゴールドラウンジの座席・雰囲気
公式サイトでは「ビューゴールドラウンジについて」以下のように説明されています。
東京駅の歴史を感じるプレミアムなラウンジ
「駅」とは旅の「過去」と「未来」をつなぐ場所。
「ビューゴールドラウンジ」は日本の中心駅である東京駅にございます「旅」のラウンジです。
丸の内の歴史・八重洲の先進性をイメージした空間と、
丸の内ドーム天井のレリーフをリデザインした細工を施した内装や調度品で、
みなさまをお出迎えいたします。
公式サイトに記載されている通り、ビューゴールドラウンジは高級感のあるプレミアムなラウンジです。座席数は34席あり、1人席(カウンター席)、2人席、3~5人席(ソファー席)といった種類の座席があります。
■1人席(カウンター席)
■2人席
■3~5人席(ソファー席)
加湿空気清浄機も設置されており、ラウンジ内は清潔に保たれています。
新聞・雑誌
ラウンジ内には、新聞や旅行雑誌、時刻表などが用意されており自由に読むことができます。
トイレ・喫煙室
ラウンジ内には、トイレと喫煙室も用意されています。
トイレは、男女別に分かれているので基本的に混雑することはありません。
駅構内のトイレよりも綺麗なのでトイレを利用するのであればラウンジ滞在中に利用することをおすすめします。
喫煙室もありますが、タバコの販売は行っていません。
喫煙室を利用する人はラウンジ入室前にタバコを用意しておく必要があります。ラウンジは一度出てしまうと再入室不可なのでラウンジ入室後はタバコを購入することはできません。
ビューゴールドラウンジまとめ
ビューゴールドラウンジは、新幹線の改札に近い場所に位置しているので出発時刻のギリギリまでゆっくりできます。
ドリンクだけでなく、お菓子の提供もあり、さらにセルフサービスではなくテーブルサービスなので、一般的なラウンジよりも満足度の高いサービスをうけられます。
ただ、ラウンジを利用するには、新幹線のグリーン車などに乗車する必要があるので、一般的な利用頻度を考慮すると使えるシーンは多くはなさそうです。
東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」のグリーン車では各座席に設置されたQRコードからモバイルオーダーで山崎12年のベビーボトルを購入できます。以前は普通車でも車内販売されていましたが、2023年10月31日をもってグリーン車以外の車内販売は終了しました。
出張などで新幹線を使う人や、頻繁に東京駅発のグリーン車に乗車する人は、ビューゴールドプラスカードを持っていても損はないと思います。
気になる方は、ぜひカードを発行してみてください!