2019年12月末の株主への実施分を最後に株主優待は廃止されました。
トラスコ中山の株主優待の内容・取得方法について解説します。
トラスコ中山について
トラスコ中山株式会社は、プロツール(工場用副資材)の卸売業及び自社ブランドTRUSCOの企画開発を行っている企業です。東証一部に上場しており、会社設立は1964年3月2日(創業は1959年5月15日)です。本社は、東京都港区新橋にあります。
企業メッセージとして「がんばれ!!日本のモノづくり」を掲げています。
トラスコ中山のトラスコとは、「TRUST(信頼)+ COMPANY(企業):信頼を生む企業」の造語です。縁ある人々から信頼され、「未来に向かって成長し続ける企業」という企業姿勢を表現しています。
プロツール(工場用副資材)の卸売業専門商社なので、一般的に会社の知名度はそれほど高くないかもしれませんが、知っている人は知っている会社です。
工場・作業現場のプロツール総合サイト「モノづくり大辞典 オレンジブック.Com」では商品の検索、在庫数の確認、見積、受注代行、納品方法の選択などができます。
なお、トラスコ中山には株主優待のキャラクターがいます。その名も「ゆうタイガー」です。
株主優待の取得方法(権利確定日・保有株式数)
トラスコ中山の権利確定日は12月末になります。
株主優待は、100株(1単元)以上の株式を保有する株主を対象に贈呈されます。
つまり12月の権利付き最終日(=権利確定日の2営業日前)に現物株式を100株(1単元)以上保有していれば株主優待をゲットできます。
株主優待の内容
株主は年1回、保有株式数によって5,000円相当または10,000円相当のギフト商品を選べます。また、トラスコ物流の見学会にも参加できます。
選べる商品(5,000円相当・10,000円相当)
毎年2月下旬頃に「選べる商品カタログ」が届きます。カタログといっても、紙1枚です。
選べるギフト商品は、保有株式数によって違います。
保有株式数 | 商品 |
---|---|
100株~1,000株未満 | 5,000円相当商品×1 |
1,000株以上 | 5,000円相当商品×2 または 10,000円相当商品×1 |
商品が決まったら、郵送または株主優待サイトから申し込みます。商品の申込締切日は3月31日です。申込んだ商品は、4月上旬~下旬に発送されます。
トラスコ物流見学会
株主はトラスコ物流の見学会に申し込めます。同伴者も1名まで参加可能です。
見学会は原則抽選です。そのため、申し込めば100%参加できるわけではなく当選した場合のみ参加できます。見学会では昼食会が開催されます。昼食会では弁当が用意されています。
参加希望場所を以下から選択します。
- プラネット東海(愛知県岡崎市)
- プラネット北関東(群馬県伊勢崎市)
- プラネット神戸(神戸市中央区)
- プラネット東関東(千葉県松戸市)
- プラネット大阪(大阪府堺市)
申込みは、同封のハガキまたは株主優待サイトからできます。
いつ届く?実際に到着したのでレビュー
実際に株主優待が届いたのが2月24日頃です。株主優待の権利を取得してからおよそ2ヶ月後に届いたということになります。
封筒を開封すると、以下のような書類・冊子が一式入っていました。
株主様優待商品のご案内には、選べる商品がすべて掲載されています。
「株主優待サイトのログインIDとパスワードの通知書」、「株主優待商品お申込書」も一緒に入っています。
「トラスコ物流見学会」申込ハガキです。
取締役や監査役といった役員の選任をする場合、名前だけ書かれた冊子がよく送られてきます。正直「誰っ?」って感じですが、トラスコ中山の定時株主総会の冊子は、面白かったです。各候補者の写真・経歴・直筆メッセージなど、半ページを割いてわかりやすく解説されていました。
4月10日に選択したギフトが届きました。選択したギフトは「TRUSCO メイドインジャパン・プロが選んだ工具セット」です。
ダンボールを開封すると、「TRUSCO メイドインジャパン・プロが選んだ工具セット」と「ご挨拶の封筒」が入っていました。
TRUSCO メイドインジャパン・プロが選んだ工具セットを開けるとこんな感じです。高級感のあるツールボックスに工具が入っています。
左から「ツールボックス」、「鉄腕ハサミGT」、「ネジザウルGT」、「リミテッドNL」。
まとめ
トラスコ中山(2698)の株主優待は、選べるギフト商品です。社長自ら社員と一緒になって商品を選んでいます。社風がとても良い印象をうけました。
株主優待は実質手数料だけでタダ取りが可能です。株主優待をタダ取りするならクロス取引(つなぎ売り)可能な証券会社の口座を開設する必要があります。株主優待のタダ取りができる証券会社は以下の通りです。
株主優待のタダ取り(クロス取引・つなぎ売り)の具体的な方法については以下の記事で解説しているので参考にしてください。