株主優待をタダ取りする方法!つなぎ売り(クロス取引)のやり方・手数料・注意点まとめ

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どうも甘パパです。

私は株主優待を毎月タダ取りしています。

タダ取りといっても完全に無料というわけではなく、株を購入するための手数料は必要です。そのため、手数料だけで株主優待を取得できるということになります。

手数料も節約できます。株式の売買手数料を節約する方法は、次の記事が役に立ちます。

多くの証券会社では、株式を購入するプランを2つ用意しています。1つのプランのみ提供している証券会社もあります。例えば松井証券では、1日定...

こういった株主優待タダ取りの手法は、「つなぎ売り」とか「クロス取引」といわれます。

ここでは、実際に「つなぎ売り(クロス取引)」の方法と注意点について解説します。

つなぎ売り可能な証券会社の口座を準備する

まずは、株主優待タダ取りが可能な証券会社の口座を開設する必要があります。

つなぎ売り可能な証券会社は以下の通りです。

本当であれば、4社すべて口座開設しておくのがベストですが、面倒な人はSBI証券カブドットコム証券だけでもOKです。

最近は、楽天証券にあってSBI証券では取り扱っていない銘柄などがあるので、楽天証券も余裕があれば開設しておきましょう。

株主優待をタダ取りするには、信用取引を利用します。

信用取引とは、証券会社に委託保証金(30万円)を担保として預託し、資金又は証券を借りて売買を行う取引です。委託保証金の約3倍までの売買ができ、信用売りが利用できます。

信用取引を行うには、通常の証券口座に加えて信用取引口座が必要になります。開設には、証券会社の審査があります。金融資産が少なかったり、株取引歴が浅いと開設できない場合があります。

制度信用取引と一般信用取引

信用取引には制度信用取引と一般信用取引があります。

制度信用取引

制度信用取引は、証券取引所が公開している制度信用銘柄選定基準をクリアした銘柄のみ対象に信用取引ができます。

取引所が決めた厳しい基準をクリアした銘柄なので信頼感があります。返済期限は6ヶ月以内と決められていて、金利も証券取引所ごとに決められています。

一般信用取引

一般信用取引は、証券会社と投資家との間で自由にルールを取り決めて行われる信用取引です。証券会社によって返済期限や金利、取扱い銘柄などが違ってきます。

証券会社が自ら資金や株式を調達して、株式の貸し付けや融資を行ってくれます。証券会社によっては、一般信用で売建できない場合もあります。

株主優待タダ取りは、原則「一般信用取引」を利用します。そのため「一般信用取引」で売建できない銘柄では、株主優待のタダ取りはできません。厳密には、「制度信用取引」の売建を利用すれば株主優待のタダ取りはできますが逆日歩というリスクが伴います。逆日歩については後述します。

制度信用取引と一般信用取引の違い(比較表)
  制度信用取引 一般信用取引
対象銘柄 制度信用銘柄のみ 各証券会社が決めた銘柄のみ
返済期限 6ヵ月以内 無期限、短期、1日など
金利 一般信用取引より安い 各証券会社が決める
貸株料 一般信用取引より安い 各証券会社が決める
逆日歩 あり なし

逆日歩(品貸料)

制度信用取引と一般信用取引を比較すると、制度信用取引の方が信頼できて安全に「つなぎ売り」ができそうな気がすると思います。しかし制度信用取引には、とっても怖い「逆日歩(逆日歩)」というリスクがあります。

制度信用取引のリスク

制度信用取引では、売りの注文が多くなると証券金融会社(証券会社が株や資金を調達する会社)において株が不足します。そうなると、証券金融会社は証券会社や機関投資家から不足した株を調達しなければいけません。

株を調達するには、コストがかかります。特に人気の株主優待を発行している企業の場合、権利付最終日に向けて「つなぎ売り」したい人が増えてくるので株式の調達が難しくなり、需要と供給の関係で調達コストが上がります。

この際に、売建てている投資家にまで、直接請求される費用を「逆日歩(ぎゃくひぶ)」といいます。逆日歩は「1株あたり1日につき○銭」とかかります。

100株単元の銘柄に50銭ついた場合、売建てている投資家は100株で1日につき50円の逆日歩を支払うことになります。もし1,000株購入していたら1日につき500円です。10,000株だと1日につき5,000円です。

また、逆日歩がいくら必要か実際に分かるのは取引を行った翌営業日です。逆日歩がいくらかかるのか分からない状態で取引を行うのは、とてもリスクが高く、初心者にはおすすめできません。

逆日歩が高額になると、株主優待のメリットが簡単に吹き飛びます。株主優待どころか負債が発生する可能性すらあります。

一般信用取引が株主優待タダ取りにおすすめの理由

一般信用取引の場合は、証券会社が調達した株を借ります。つまり証券会社の在庫の範囲内で株を借りられます。

では証券会社の在庫がなくなったら、どうなるのでしょうか?制度信用取引と同じように機関投資家や他の証券会社などから株式を調達するのでしょうか?答えはNOです。それをしてしまうと逆日歩と同じようにコストが発生してしまいます。

一般信用取引では、在庫切れになった銘柄は「一般信用売」で注文できなくなります。つまり売切れです。権利付最終日が近くなると、在庫切れの銘柄が多くなります。

SBI証券と楽天証券の場合は先着順のため、人気銘柄の場合は注文の受付から一瞬で在庫切れになります。在庫切れになった株は「一般信用売」で注文できなくなります。それが不安で早めに売建てしてしまうと貸株料が高額になっていきます。それでも制度信用取引で発生する逆日歩のリスクを考えると、貸株料の金額なんて知れています。

上記のような理由から、「つなぎ売り」を行う場合は原則「一般信用取引」で行うことをおすすめします。

配当金と配当落ち調整金

株主優待をタダ取りできるということは、株主の権利である議決権や配当金などの権利も手に入ることになります。

私は当初、「これってもしかして配当金ももらえるんじゃないの…」って思っていました。でも、人生そんなに甘くありません。確かに配当金はもらえます。その一方で、配当落ち調整金を支払わなければいけません。

配当落ち調整金とは、権利付き最終日をまたいで信用売りしていた場合、配当金の100%を証券会社に支払わなければならないお金です。

つまり、現物株式の配当金はもらえるけど、信用売りの配当金は支払わなければならないということになります。結果的に、収支はプラスマイナスゼロになります…と言いたいところですが実は違います。

現物株式の配当金は、源泉税(20.315%)が差し引かれた金額で支払われます。一方の配当落ち調整金は、配当金の100%を支払わなければなりません。そのため、配当金の約20%の差額を負担しなければなりません(涙)

ただし、この損失は以下の方法で還付されます。

  1. 特定口座(源泉徴収あり)& 配当金の受取方法に「株式数比例配分方式」を指定していれば、証券会社が自動的に損益通算して翌年還付してくれます
  2. 上記1以外の場合は、自身で確定申告すれば還付されます

配当落ち調整金は、一時的に手持ちの資産が減ってしまうという損失はありますが、最終的には還付されるので金銭的損失は発生しません。

株主優待タダ取りの手順(つなぎ売りのやり方)

株主優待のタダ取りは、やり方さえ覚えてしまえば簡単です。

手順は以下の通りです。1と2の順番は逆でもOKです。

  1. 権利付き最終日の寄付き前に一般信用売りを「成行」で注文
  2. 権利付き最終日の寄付き前に現物買いを「成行」で注文
  3. 権利落ち日に現渡する
  4. 権利確定日に株主として権利が確定する

簡単に各用語を説明します。既に用語を理解している人は読み飛ばして下さい。

■権利確定日、権利付き最終日、権利落ち日とは

  • 権利確定日:株主権利がもらえる権限が確定する日
  • 権利付き最終日:権利確定日の3営業日前(この日に株を保有していれば株主権利を得られます)
  • 権利落ち日:権利付き最終日の翌営業日

最新の権利付き最終日や権利落ち日などは以下の記事にまとめています。

どうも甘パパです。 完全に自分用のメモに近いのですが、2018年の株主優待タダ取り用のカレンダーです。 つなぎ売り(クロス取引)で株...

■寄付前とは

寄付きは「よりつき」って読みます。寄付きとは、取引所の開場時に買い注文と売り注文をすり合わせる行為や時間のことを指します。(取引所の開場 ≒ 寄付き)

寄付き前は、株の売買が始まる前のことです。つまり取引所の開場前です。株の売買注文は24時間できるので各証券取引所の取引時間外に注文すれば寄付き前の注文になります。

東京証券取引所の場合は、前場が9:00~11:30、後場は12:30~15:00です。

■現物買いと一般信用売りについて

現物買いは株価が上がれば利益になります。信用売りは株価が下がれば利益になります。信用売りは、「空売り」とか「ショート」と言われたりします。

つまり現物買いと信用売りをそれぞれ同数量・同金額で注文しておけば得もしなければ損もしません。厳密には各種手数料がかかるので若干の損失は発生します。

■成行注文(なりゆきちゅうもん)とは

成行注文は、値段を指定せずに注文することです。取引時間中に成行の買い注文を出すと、そのときに出ている最も低い価格の売り注文に対応して即座に注文が成立します。同様に成行の売り注文の場合は、最も価格が高い買い注文に対応して注文が即座に成立します。

成行注文に対し、売買の際に値段を指定して注文することを指値注文といいます。

■現渡(げんわたし)とは

現渡とは、証券会社から借りた株式を同じ銘柄・同じ株数の保有株式で返済し、当初信用取引で売り付けた代金を受け取ります。

【SBI証券】つなぎ売り(クロス取引)のやり方

SBI証券でつなぎ売り(クロス取引)する方法は、以下の記事で画像付きで紹介しています。

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【楽天証券】つなぎ売り(クロス取引)のやり方

楽天証券でつなぎ売り(クロス取引)する方法は、以下の記事で画像付きで紹介しています。

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まとめ

株主優待のタダ取りは、やり方さえ覚えると簡単です。

ただし、信用取引を利用するので最初に委託保証金の30万円を担保として預託しなければいけません。そのため30万円以上の現金を用意できない場合は利用できません。

最後に「つなぎ売り」可能な証券会社一覧を再度紹介します。

ぜひ「つなぎ売り」をマスターして株主優待をタダでGETしてください。

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