株式の売買手数料を安く節約する方法!信用取引の現引き・現渡しの使い方

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多くの証券会社では、株式を購入するプランを2つ用意しています。1つのプランのみ提供している証券会社もあります。例えば松井証券では、1日定額プランのみ提供しています。

  1. 1注文の約定代金に対して手数料がかかるプラン
  2. 1日の約定代金合計額に対して手数料がかかるプラン

SBI証券の場合であれば、1のプランを「スタンダードプラン」、2のプランを「アクティブプラン」と呼んでいます。

証券会社ごとの現物取引の手数料信用取引の手数料については以下の記事で徹底的に比較しています。

どうも甘パパです。 株式の売買を行う上で手数料は物凄く重要ですよね。手数料負けという言葉が存在するぐらいです。仮に株で500円の利益が...
どうも甘パパです。 前回、主要ネット証券会社の現物取引の手数料について記事にしました。 今回は、信用取引の手数料についても比較表...

今回は「1注文の約定代金に対して手数料がかかるプラン」を前提に話を進めていきます。

現引き・現渡しとは?

現引き・現渡しは、信用取引の決済方法です。

信用取引で株式を買った場合の決済方法

信用取引で株式を買う場合は、証券会社から借りたお金で株を買います。このときお金を借りてるわけですから、日ごとに金利が発生します。決済する時は、借りたお金で買った株を売却します。その売却金額を証券会社に返します。この決済方法を、返済売り(返売)といいます。

返済売りが信用取引で買い建てた場合の一般的な決済方法ですが、他の方法でも決済することができます。その方法に、現引き(品受け)があります。現引きの手数料は無料です。

現引きを使うと、信用取引で買い建てた株式を手元にある現金で引き取ることができます。つまり現引きを使うと現物株に無料で交換することができます。

信用取引で株式を売った場合の決済方法

信用取引で株式を売ることを「空売り」といいます。空売りは、証券会社から借りた株を市場で売却します。このとき株式を借りてるわけですから、日ごとに貸株料が発生します。決済する時は、借りた株式を買い戻して証券会社に返済します。この決済方法を、返済買い(返買)といいます。

返済買いが信用取引で売り建てた場合の一般的な決済方法ですが、他の方法でも決済することができます。その方法に、現渡し(品渡し)があります。現渡しの手数料は無料です。

現渡しを使うと、信用取引で売り建てた株式と同銘柄・同株数の現物株式を差し入れて返済できます。つまり株を買い戻して返却する必要がなく、保有している現物株を返却することで決済できます。

現引き・現渡しで手数料を節約する方法

ほとんどの証券会社では、現物取引と信用取引では手数料が違います。その違いを利用して節約します。

現物取引と信用取引の手数料一覧(例:SBIの場合)

スタンダードプラン(1注文の約定代金に対して)
現物取引 信用取引
5万円まで 税込54円 10万円まで 税込97円
10万円まで 税込97円
20万円まで 税込113円 20万円まで 税込145円
50万円まで 税込270円 50万円まで 税込194円
100万円まで 税込525円 50万円超 税込378円
150万円まで 税込628円
3,000万円まで 税込994円
3,000万円超 税込1,050円

全体的に信用取引の方が安いです。特に50万円を超えると手数料の差が顕著になります。現物取引の場合は3,000万円を超えれば定額になりますが、信用取引の場合は50万円を超えれば定額です。

ただし、信用買いの時には金利が、信用売りの時には貸株料が発生します。

SBI証券の金利は、制度信用が2.80%、一般信用が3.09%です。貸株料は、制度信用が1.15%、一般信用の無期限が2.00%、短期が3.90%です。

制度信用取引と一般信用取引
「制度信用取引」は、証券取引所が公開している制度信用銘柄選定基準をクリアした銘柄です。返済期限は6ヶ月以内と決められていて、金利も証券取引所ごとに決められています。

一方の「一般信用取引」は、証券会社と投資家との間で自由にルールを取り決めて行われる信用取引です。証券会社によって返済期限や金利、取扱い銘柄などが違います。売建ての場合は証券会社によって取扱い銘柄数は大きく異なりますが、買建てであれば多くの証券会社では全銘柄を取り扱っています。

「現引き」を使った手数料の節約方法

現引きを使ったらどのぐらいお得なのかを実際に検証します。現引きは手数料不要ですが、信用取引で買い建てた時から金利が発生します。

信用取引で買い建てた株式を「現引き」で当日中に現物の株式に変更すれば、金利を最低限の1日分に抑えられます。

SBI証券の場合の1日あたりの金利は次の表を参考にしてください。「現引き」を使った方が手数料を節約できるところは赤字になっています。

買建金額 信用取引
手数料
制度信用 一般信用 現物取引
手数料
金利
(2.80%)
手数料 金利
(3.09%)
手数料
5万円 97円 3円 100円 4円 101円 54円
10万円 7円 104円 8円 106円 97円
20万円 145円 15円 160円 16円 161円 113円
30万円 194円 23円 217円 25円 219円 270円
40万円 30円 224円 33円 227円
50万円 38円 232円 42円 236円
60万円 378円 46円 424円 50円 428円 525円
70万円 53円 431円 59円 437円
80万円 61円 439円 67円 445円
90万円 69円 447円 76円 454円
100万円 76円 454円 84円 462円
150万円 115円 493円 126円 504円 628円
200万円 153円 756円 169円 547円 994円
300万円 230円 608円 253円 631円
500万円 383円 761円 423円 801円
600万円 460円 838円 507円 885円
700万円 536円 914円 592円 970円
800万円 613円 991円 677円 1,055円
1,000万円 767円 1,145円 846円 1,224円
2,000万円 1,534円 1,912円 1,693円 2,071円
3,000万円 2,301円 2,679円 2,539円 2,917円
4,000万円 3,068円 3,446円 3,386円 3,764円 1,050円

ほとんどの場合は、「現引き」を使って取引をした方が手数料を節約できます。1回の取引で節約できるのは、わずか数百円程度ですが、塵も積もれば山となります。1回の取引で100円節約できれば、10回の取引だと1,000円、100回の取引で10,000円の節約です。

ただし上記の表は、あくまで1日の金利の場合です。日をまたぐと2日分かかります。そうなると信用取引の手数料の方が高くなる場合が多いので注意してください。

「現渡し」を使った手数料の節約方法

現引きと同じように現渡しでも手数料を節約できます。現渡しを使ったらどのぐらいお得なのかを実際に検証します。現渡しは手数料不要ですが、信用取引で売り建てた時から貸株料が発生します。

信用取引で売り建てた株式を「現渡し」で当日中に現物の株式で返済すれば、貸株料を最低限の1日分に抑えられます。

SBI証券の場合の1日あたりの貸株料は次の表を参考にしてください。一般信用の貸株料は、株主優待タダ取りで使われる短期で計算しています(無制限は表示していません)。「現渡し」を使った方が手数料を節約できるところは赤字になっています。

売建金額  信用取引
手数料 
制度信用 一般信用(短期) 現物取引
手数料
貸株料
(1.15%)
手数料 貸株料
(3.90%)
 手数料
5万円 97円 2円 99円 5円 102円 54円
10万円 3円 100円 10円 117円 97円
20万円 145円 6円 151円 21円 166円 113円
30万円 194円 9円 203円 32円 226円 270円
40万円 12円 206円 42円 236円
50万円 15円 209円 53円 247円
60万円 378円 18円 396円 64円 442円 525円
70万円 22円 400円 74円 452円
80万円 25円 403円 85円 463円
90万円 28円 406円 96円 474円
100万円 31円 409円 106円 484円
150万円 47円 425円 160円 538円 628円
200万円 63円 441円 213円 591円 994円
300万円 94円 472円 320円 698円
500万円 157円 535円 534円 912円
600万円 189円 567円 641円 1,019円
700万円 220円 598円 747円 1,125円
800万円 252円 630円 854円 1,232円
1,000万円 315円 693円 1,068円 1,446円
2,000万円 630円 1,008円 2,136円 2,514円
3,000万円 945円 1,323円 3,205円 3,583円
4,000万円 1,260円 1,638円 4,273円 4,651円 1,050円

結果は、「現渡し」の場合も「現引き」と同じような結果になりました。

ほとんどの場合は、「現渡し」を使って取引をした方が手数料を節約できます。株を取引した方が手数料を節約できます。1回の取引で節約できるのは、わずか数百円程度ですが、塵も積もれば山となります。1回の取引で100円節約できれば、10回の取引だと1,000円、100回の取引で10,000円の節約です。

ただし上記の表は、あくまで1日の貸株料の場合です。日をまたぐと2日分かかります。そうなると信用取引の手数料の方が高くなる場合が多いので注意してください。

まとめ

ほとんどの場合では、「現引き」と「現渡し」を利用すれば、手数料の低コスト化を実現できます。上手く信用取引を取り入れて積極的に手数料を節約してください。

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