セブンカード・プラス(ゴールド)というクレジットカードがあります。
セブンカード・プラス(ゴールド)は、セブンカード・プラスの招待制カードです。公式サイトには以下のように記載されています。
セブンカード・プラス(ゴールド)とは、特にご愛顧いただいております会員様へ、日頃の感謝の意を込めてお送りさせていただいているカードです。
上記の通り、条件については一切開示されていません。分かっているのは「特にご愛顧いただいている会員へ送付しているカード」という事だけです。
ただ、過去の事例などから以下のどちらかの条件を満たせばインビテーションが届くというのが定説になっています。
- 毎月5万円、年間60万円以上をセブン&アイ・ホールディングス※1 で利用
- 年間カード利用額が100万円以上
※1:セブン-イレブンやイトーヨーカドーなど
今回は、セブンカード・プラス(ゴールド)のインビテーションが、私のところにも届いたので、実体験から見えたインビテーションの条件を徹底的に解説したいと思います。
目次
セブンカード・プラス(ゴールド)のインビテーションが届く時期
クレジットカードによっては、インビテーションが届く時期が決まっている場合があります。例えば、JCBのブラックカードであるJCBザ・クラスのインビテーションの場合は、毎年11月~翌年1月の期間にインビテーションが配布されます。
セブンカード・プラス(ゴールド)の場合は、インビテーションが届く時期は決まっていません。条件を満たせばいつでも届く可能性があります。
私の例だと2022年4月14日に届きました。インビテーションが届いてもセブンカード・プラス(ゴールド)への切り換えは任意ですが、約1ヶ月半の申込み期限が設けられています。
セブンカード・プラス(ゴールド)のインビテーションの条件は、個人的な見解も含みますが以下の6つだと思っています。特に私が使った感覚だけでいうと、赤字の2つが大きく該当しているイメージです。
- 属性(年収・勤続年数など)が良いこと
- 支払いの遅延(延滞・滞納)がないこと
- セブンカード・プラスの保有歴(保有年数)
- 決済金額
- 決済回数
- 利用先加盟店(利用用途)
上記についてそれぞれ解説していきます。
属性(年収・勤続年数など)が良いこと
属性とは、年齢、勤続年数、年収、雇用形態、勤務先状況、個人信用情報などのことです。住宅ローン審査などでは健康状態なども重要視されます。
「属性」はステータスカードでは重要とされる項目の一つですが、セブンカード・プラス(ゴールド)は、ステータスカードではないので、インビテーションの条件として「属性」はさほど重要ではありません。
専業主婦であっても条件を満たせばインビテーションは届きます。
支払いの遅延(延滞・滞納)がないこと
支払いの遅延(延滞・滞納)がないことは、当然の条件です。
1度の遅延であれば大目に見てくれる可能性はあるかもしれませんが、頻繁に支払いが滞る場合は、完全にアウトです。
あまりに酷いと永久にセブンカード・プラス(ゴールド)を保有できなくなる可能性もあります。
セブンカード・プラスの保有歴(保有年数)
セブンカード・プラスの保有歴はインビテーション条件の一つといえます。
セブンカード・プラス(ゴールド)は、公式サイトに記載のあるように「特にご愛顧いただいております会員様」に送付しているカードなので常連客(リピーター)にインビテーションを送付していることが容易に想像できます。
どのぐらいの期間カードを保有すればリピーター扱いになるか不明ですが、最低6ヶ月以上はセブンカード・プラスの保有が必要だと思われます。
決済金額(利用金額)
決済金額は、間違いなくインビテーション条件の1つです。
セブンカード・プラス(ゴールド)の場合、決済金額の条件さえ満たせば高確率でインビテーションが届きます。
理由は単純で高額決済してくれる顧客は、クレジットカード会社に直接利益をもたらしてくれる存在だからです。カード会社としても高額決済してくれる顧客は手放したくないでしょう。
本来であれば、単純に高額決済するよりも、毎月コンスタントに利用する方が良いですが、セブンカード・プラス(ゴールド)の場合は、毎月コンスタントに利用しなくでもインビテーションは届きます。
ちなみに私が実際にインビテーションを受け取った時の決済金額は以下の通りでした。
- 2021年(合計):1,423,000円
決済額を月単位の明細にすると以下の通りになります。
支払年 | 支払月 | 決済金額 |
---|---|---|
2021年 | 1月 | 0円 |
2月 | 10,000円 | |
3月 | 0円 | |
4月 | 93,000円 | |
5月 | 0円 | |
6月 | 0円 | |
7月 | 290,000円 | |
8月 | 318,000円 | |
9月 | 230,000円 | |
10月 | 250,000円 | |
11月 | 180,000円 | |
12月 | 52,000円 |
※2022年1~4月はカード未使用
月あたりの平均利用金額は、118,583円でした。
決済回数(利用回数)
決済回数もおそらくインビテーション条件の1つですが、セブンカード・プラス(ゴールド)に限って言えば、重要性は低いです。決済回数よりも決済金額の方が重要です。
決済回数が多いと必然的に店頭などでセブンカード・プラスの露出が増えるためカード会社の広告塔として間接的に利益をもたらす可能性があります。
また、決済回数が多いということはセブンカード・プラスをメインカードとして利用している可能性が高く、カード会社からの評価も高くなるはずです。
家族がいるなら家族カードを発行して決済回数を増やすという方法でもよいと思います。
私が実際にインビテーションを受け取った時の決済回数は以下の通りでした。
- 2021年(合計):57口
決済回数を月単位の明細にすると以下の通りになります。
支払年 | 支払月 | 決済回数 |
---|---|---|
2021年 | 1月 | 0口 |
2月 | 1口 | |
3月 | 0口 | |
4月 | 4口 | |
5月 | 0口 | |
6月 | 0口 | |
7月 | 12口 | |
8月 | 13口 | |
9月 | 9口 | |
10月 | 9口 | |
11月 | 7口 | |
12月 | 2口 |
※2022年1~4月はカード未使用
月あたりの平均利用回数は、4.75口です。
利用先加盟店(利用用途)
利用先加盟店(利用用途)もインビテーション条件の一つだと思いますが、セブンカード・プラス(ゴールド)に限って言えば、重要性は低いです。
通常であれば、固定費の引落しは、毎月コンスタントに引き落とされるものなので何らかのアドバンテージが期待できそうです。ただ、セブンカード・プラス(ゴールド)の場合はあまり関係ないと思われます。
電気料金・ガス料金・水道料金・固定電話・携帯電話・PHS・放送料金(NHK・衛星放送・ケーブルテレビ)・新聞購読料・プロバイダー・国民年金保険料・家賃
私の例だと固定費には一切利用していません。
2021年の決済に限って言えば私の場合、以下の決済しか行っていません。
- nanacoクレジットチャージ
- nanacoオートチャージ
nanacoにクレジットチャージして住民税の一部を支払いました。nanacoにクレジットチャージするだけでもインビテーションが届くのか疑問でしたが、届くということがわかりました。
nanacoにクレジットチャージしてお得に税金を支払う方法は以下の記事で解説しています。
インビテーションが来ないパターン
セブンカード・プラス(ゴールド)の場合、以下のカードの場合のみ条件を満たしてもインビテーションは届きません。
- セブンカード・プラス(ディズニー・デザイン)
セブンカード・プラス(ゴールド)への切替にあたっての注意点
セブンカード・プラス(ゴールド)に切り替える場合、インテーションに同封の「切替届」から申込みます。Web、電話での申込みはできません。
注意点は以下の通りです。
- タイプ(nanaco一体型/nanaco紐付型)の変更不可
- カード番号は新しい番号に変更
- nanaco一体型の場合、nanaco番号は変更される
- 家族会員がいる場合は、家族カードも自動的に切替
カード番号の変更に伴い「自動的に引き継がれるサービス」と「引き継がれないサービス」があります。
自動的に引き継がれるサービス
- ETCスルーカード
- QUICPay
- 利用中のショッピングリボ払い(「スマリボ含む」)、分割払いなど
- クレジットカードの暗証番号
- クレジットインターネットサービスのID
- nanacoクレジットチャージ(※nanaco紐付型のみ)
引き継がれるないサービス
- 公共料金などの引落し
- nanaco累計ボーナスポイント対象金額
まとめ
セブンカード・プラス(ゴールド)は、一般募集を行っていない完全招待制のカードです。
インビテーションは、セブンカード・プラスで年間100万円以上を利用すれば送付されると思われますが、より確実に取得するためにセブン&アイ・ホールディングスのグループ企業でも積極的に決済することをおすすめします。