三井住友カードには、「マイ・ペイスすリボ」という支払い方法があります。マイペースに支払えるリボ払いが名前の由来です。
「ウリボー」というリボ払いのキャラクターも2007年3月31日に登場しました。年齢は永遠の子供、身長は38センチ、体重は3キロ、性別や血液型は不明という設定です。
マイ・ペイすリボは、毎月の支払い金額を自分で決められるのが特徴です。毎月の支払い金額は、最低5,000円から設定できます。ただし、三井住友プラチナカード、ゴールドカード、プライムゴールドカードは1万円からです。
最低支払い金額以上であれば、「一部でも全額でも」都合に合わせて支払えます。支払い金額は、インターネットや電話で簡単に増減可能です。希望がない場合は、最低支払い金額での支払いになります。
リボ払いの利用枠を超えた分、分割払い、キャッシングリボ・海外キャッシュサービス・その他ローン返済金、PiTaPaの利用代金、年会費、三井住友カード発行の情報誌定期購読料、一部提携会社から収納事務を委託された一部の保険料など、エステティックサロン・語学学校・パソコン教室・公営施設など一部の加盟店
メリット・特典
初回手数料が無料
通常の「リボ払い」と違い、初回手数料は無料です。
ポイントが2倍
リボ払いで支払うと、Vポイントが2倍になります。厳密には利用代金の請求月に「リボ払い手数料」の請求があることが条件です。リボ払い手数料が1円も発生していなければポイントは2倍になりません。
「リボ払い手数料」の請求があった月は、通常のVポイントに加え、同じポイント数のボーナスポイントが付与されます。
年会費割引特典
「マイ・ペイスすリボ」に登録して、年に1回以上カードを利用すれば年会費が無料または半額になります。一部の提携カードは割引になります。三井住友プラチナカード・一部の提携カードなどは年会費割引特典の対象になりません。
マイ・ペイすリボ登録後 | |
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一般カード | 無料 |
バーチャルカード | |
ゴールドカード | 半額 |
プライムゴールドカード | |
ヤングゴールドカード | |
エグゼクティブカード | |
一部の提携カード | 割引または無料 |
お買物安心保険(動産総合保険)
三井住友カードには、お買物安心保険(動産総合保険)が付帯しています。自己負担額が3,000円必要ですが、カードで決済した商品であれば、カード種類ごとの補償限度額まで補償してくれます。
エグゼクティブ以上のカードであれば、カード決済しただけで補償の対象になりますが、それ以外のカードでは、海外での利用および国内でのリボ払いまたは3回以上の分割払いでカード決済しなければ、補償の対象になりません。
以下の表を参考にしてください。
カード種類 | プラチナ | ゴールド・ プライムゴールド | ヤングゴールド | エグゼクティブ | その他のカード (※1) |
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補償限度額 | 500万円 | 300万円 | 200万円 | 100万円 | |
対象となる利用 | 海外・国内利用 | 海外・国内 リボ・分割 (3回以上)払い利用 | |||
自己負担額 | 1事故につき3,000円 | ||||
対象期間 | 購入日および購入日の翌日から90日間 |
※1. クラシックA、アミティエ、クラシック、デビュープラス、バーチャルカード
その他のカード会員に該当する場合は、リボ払いにしておくことによりお買物安心保険の補償対象になります。
デメリット・注意点
手数料
リボ払いには手数料がかかります。三井住友カードの手数料率は、15.0%(実質年率)です。ただしカードの種類によって、手数料率は異なります。(エブリプラスは18.0%など)
手数料の計算は以下のようなイメージになります。
(注1): 45,000円×15.0%×5日(7/27~7/31)÷365日*=92円
(注2): 45,000円×15.0%×26日(8/1~8/26)÷365日*+40,000円×15.0%×5日(8/27~8/31)÷365日*=563円
* 閏年は年366日となります。日割計算のため、利用日・支払い日により手数料は異なります。
手数料がかかることを懸念して「マイ・ペイすリボ」に登録していない人もいるでしょう。「マイ・ペイすリボ」に登録すると、年会費が割引になったりポイントが2倍になるのでお得です。
以下に手数料を発生させずに「マイ・ペイすリボ」に登録する方法を紹介します。設定方法はとても簡単です。
マイ・ペイすリボの金額変更手順
まずは、三井住友カード会員専用のオンラインサービス「Vpass」にログインします。あとは以下の手順に従って「マイ・ペイすリボ」の最低支払い金額をあげてください。
1.「マイ・ペイすリボ」の設定画面を開く
2.「増額を申し込む」を選択
3.増額する支払金額を今後も毎月適用する
4.「マイ・ペイすリボ」の最低支払い金額を設定する
5.「マイ・ペイすリボ」の最低支払い金額を確認する
6.「マイ・ペイすリボ」の登録完了
上記の設定例では、最低支払い金額を150万円に設定しました。これで形式上は「マイ・ペイすリボ」での支払いになりますが、請求額が150万円以内であれば1回払いになります。そのためリボ払い手数料はかかりません。
毎月の支払額にあわせてコントロールすれば、少額のリボ払い手数料でポイントを2倍にできます(毎月設定を変更する手間はかかってしまいますが)。
先ほどの設定方法では、1万円単位でしか金額を変更できませんでした。そこで実際に少額のリボ払い手数料でポイントを2倍にする場合には、臨時増額を利用します。臨時増額なら1,000円単位で金額を調整できます(臨時減額は、1万円以上1万円単位でしか調整できません)。
「マイ・ペイすリボ」の臨時増額を選択
「マイ・ペイすリボ」の臨時増額設定画面
この臨時増額をうまく利用すれば、仮に請求額が50,000円の月に最低支払金額を49,000円に変更すれば、1,000円にしかリボ払い手数料は発生しません。
まとめ
「マイ・ペイすリボ」は、使い方によってはメリット・デメリットのどちらにもなりえる支払方法です。
計画的に利用すれば、メリットが大きい支払方法です。初回に「マイ・ペイすリボ」の最低支払い金額に最大利用可能額を設定するだけで、リボ払い手数料も不要で、実質一括払いで年会費割引特典をうけられます。
一方で自分の支払い能力を超える買い物も簡単にできてしまうというリスクもあります。あくまでも、ご利用は計画的に無理なく支払い可能な範囲でリボ払い金額を設定しましょう。