三井住友カード プラチナプリファードという、三井住友カードが発行するポイント特化型のプラチナカードがあります。
プラチナのステータスと圧倒的なポイント還元を実現したカードとして2020年9月1日に発行を開始しました。
コンセプトは「サービスはシンプル、リワードはリッチに」です。
三井住友カードの場合、ほぼ全券種で200円ごとに1ポイント(還元率0.5%)ですが、三井住友カード プラチナプリファードは、100円ごとに1ポイント(還元率1%)たまります。
- 三井住友カード(一部カードを除く):200円ごとに1ポイント
- 三井住友カード プラチナプリファード:100円ごとに1ポイント
さらにプリファードストア(特約店)の利用で、通常ポイントに加え、利用金額100円ごとに+1~+9%のポイントが付与されます。
この記事では、三井住友カード プラチナプリファードの特徴・メリット・デメリットについて解説します。
目次
三井住友カード プラチナプリファードの基本情報
カード名 | 三井住友カード プラチナプリファード | |
---|---|---|
カードデザイン | ||
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | |
年会費 | 33,000円(税込) 2022/4/30まで初年度年会費無料 | |
入会条件 | 原則として、満20歳以上で 安定継続収入のある方 | |
家族カード年会費 | 無料 | |
ETCカード | 初年度年会費無料 550円(税込) ※1回以上ETC利用の請求があれば無料 | |
国際ブランド | Visa | |
電子マネー | iD、Apple Pay、Google Pay | |
ポイント | Vポイント | |
ポイント有効期限 | ポイント獲得月から4年間 | |
ポイント付与率 | 1.0% ※100円(税込)利用で1ポイント ※1ポイント1円相当 | |
締め日/支払日 | 以下の2つから選択可能 1. 毎月15日 / 翌月10日 2. 毎月末日 / 翌月26日 ※金融機関休業日の場合は翌営業日 | |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円(自動付帯・利用付帯) ※家族特約:最高2,000万円 | |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円(自動付帯・利用付帯) | |
ショッピング補償 | 最高500万円 | |
利用可能枠 | 150~500万円 |
三井住友カード プラチナプリファードの特徴
三井住友カード共通の特典・サービスをうけられる
三井住友カードなら、カードの券種に関わらず以下の三井住友カード共通の特典・サービスをうけられます。
- 条件を満たせば年会費割引をうけられる
- コンビニ3社とマクドナルドの利用でポイント+2%還元
- ポイントUPモール経由でポイント+0.5%~9.5%還元
- 選んだお店でポイント+0.5%還元
- ココイコ!利用でポイント・キャッシュバックの特典をうけられる
- iD・Apple Pay・Google Payが使える
- SBI証券の投資信託をクレジットカードで積立可能&Vポイントが貯まる
- チャージ&利用で最大0.5%相当還元
- スマートフォンアプリ「Vポイント」
- Visaプリぺ
- かぞくのおさいふ
- 強固なセキュリティ
- ICカード機能・写真入りカード
- 不審カード利用チェックと会員保障制度
- ワンタイムパスワードサービス「One Time Pass」
- パズル認証
- 本人認証サービス「Visa Secure」
- 本人認証サービス「Mastercard® SecureCode™」
- 会員向けのスマホアプリ「Vpassアプリ」
- 500円以上の利用でスタンプを20個ためるとスイーツやギフト券が必ずもらえる
- 生体認証で安全にログイン可能
- あんしん利用制限
- 使いすぎ防止アラート
- 口座残高不足アラート
- Vpassチケットでお得に演劇・コンサートなどのチケットを購入可能
- 追加カード
- 三井住友ETCカード
- 三井住友カード WAON
- 三井住友銀聯カード
- PiTaPaカード
- 三井住友VISAバーチャルカード
- JR東海エクスプレス予約サービス(プラスEX会員)を利用可能
三井住友カードの共通特典・サービスについては以下の記事にまとめていますので詳細を確認したい方は参考にしてください。
三井住友カード プラチナプリファードの独自特典は以下の通りです。
- ポイント還元率1%
- 新規入会&利用特典40,000ポイント
- 継続特典最大40,000ポイント
- 外貨ショッピング利用特典+2%
- プリファードストア(特約店)+1~9%
- 海外旅行傷害保険(最高5,000万円)
- 国内旅行傷害保険(最高5,000万円)
- ショッピング補償(最高500万円)
- 空港ラウンジサービス
- ポイント有効期限が4年間
カードフェイス(カードデザイン)
三井住友カード プラチナプリファードは、以下の2種類のデザインから選択できます。
- ブラック
- プラチナホワイト
どちらのデザインもプラチナカードに相応しい高級感あるカードデザインになっています。カード番号を裏面化することで、盗み見も防止しています。
年会費
三井住友カード プラチナプリファードの年会費は以下の通りです。
- 本会員:33,000円(税込)
- 家族会員:無料
通常の三井住友カード プラチナの場合、インビテーション経由で入会すると「初年度年会費半額」と「カタログギフトプレゼント」といった特典をうけられますが、三井住友カード プラチナプリファードの場合は、インビテーション経由で入会しても、特に入会特典はありません。
ポイント還元率1%
三井住友カードのほとんどが、ポイント還元率0.5%ですが、三井住友カード プラチナプリファードは、ポイント還元率1%(1ポイント=1円相当)です。
利用金額100円(税込)ごとに1ポイントたまります。
- 三井住友カード(一部カードを除く):還元率0.5%
- 三井住友カード プラチナプリファード:還元率1.0%
ポイント特化型のプラチナカードと言われるだけあって、ポイントが貯まりやすいのが特徴です。
新規入会&利用特典40,000ポイント
※2021年12月22日(水)から2022年4月末日の期間に入会かつ初年度年会費無料キャンペーンを適用した方は新規入会&利用特典の提供はありません。
本会員のカード入会月の3ヵ月後末までを利用の対象期間として、40万円以上の利用で40,000ポイントが付与されます。
ポイントは、カード入会月の4ヵ月後の15日頃に付与されます。
年会費(クレジットカード、ETCカード、PiTaPaカード)、キャッシングリボ、海外キャッシュサービス、その他のローン返済金、リボ払い・分割払い手数料、交通系含む電子マネーへのチャージ、当社発行プリペイドカードへのチャージ、スマートフォンアプリ「Vポイント」へのチャージ、三井住友カードつみたて投信(SBI証券)、国民年金保険料、提携会社からの収納事務を委託された一部の保険料
継続特典最大40,000ポイント
毎年、本会員のカード入会月の12ヵ月後末までを利用の対象期間として、100万円の利用ごとに10,000ポイント(最大40,000ポイント)が付与されます。
- 利用金額100万円:10,000ポイントプレゼント
- 利用金額200万円:20,000ポイントプレゼント
- 利用金額300万円:30,000ポイントプレゼント
- 利用金額400万円:40,000ポイントプレゼント
- 利用金額500万円:40,000ポイントプレゼント
ポイントは、毎年、カード入会月の翌月末頃に付与されます(初年度は付与されません)。
年会費(クレジットカード、ETCカード、PiTaPaカード)、キャッシングリボ、海外キャッシュサービス、その他のローン返済金、リボ払い・分割払い手数料、交通系含む電子マネーへのチャージ、当社発行プリペイドカードへのチャージ、スマートフォンアプリ「Vポイント」へのチャージ、三井住友カードつみたて投信(SBI証券)、国民年金保険料、提携会社からの収納事務を委託された一部の保険料
外貨ショッピング利用特典+2%
海外でのショッピングで、日本円に換算後の利用金額100円(税込)ごとに+2ポイントが付与されます。
海外の加盟店(店舗・インターネット取引)によっては、現地通貨と日本円(JPY)どちらで決済を希望するか選択できます。日本円を選択するとポイント付与の対象外になるので注意が必要です。
プリファードストア(特約店)+1~9%
三井住友カード プラチナプリファードには、通常ポイントに加えて利用金額100円につき1~9ポイントが追加ポイントとしてプレゼントされるプリファードストア(特約店)というサービスがあります。
特約店ごとに利用条件が異なるので、詳細については、公式サイトで確認してもらいたいのですがジャンルごとに分別すると以下のようなポイント還元率になります。
- 宿泊予約サイト:+6〜9%
- 交通:+1〜4%
- 百貨店:+2%
- ライフスタイル:+2%
- コンビニエンスストア:+1〜2%
- カフェ・ファストフード:+1〜2%
- スーパー:+1%
- ドラッグストア:+1%
対象店舗での利用であれば、クレジットカード決済でなくてもiD、Apple Pay、Google Pay、Visaのタッチ決済でも特典をうけられます。
追加ポイントは、毎月の支払い日(10日・26日)に関わらず、対象店舗でのカード利用月の翌月15日頃に付与されます。
付帯保険
海外旅行傷害保険
三井住友カード プラチナプリファードの海外旅行傷害保険は、自動付帯・利用付帯です。カードの利用有無によって補償金額が異なります。
自動付帯と利用付帯の違いは以下の通りです。
- 自動付帯:カードを持っているだけで自動的に適用される保険
- 利用付帯:カードを利用した場合に限り適用される保険
三井住友カード プラチナプリファードの海外旅行傷害保険には「家族特約」が付帯しています。家族特約は、生計を共にする家族で満19歳未満の子を対象に最高2,000万円まで補償してくれる特約です。
本会員以外に損害が発生した場合に、家族の損害も補償してくれるのはありがたいです。特に家族カードを持たせることができない18歳未満のお子さんをお持ちの場合は、実用的かつ効果的です。
海外の医療費は、日本より高額なので海外旅行に行く場合は、海外旅行傷害保険が付帯したクレジットカードを1枚持って行くだけで安心感が全然違います。
補償期間は、1旅行につき最長3ヵ月間まで補償してくれるので、長期間の旅行でも安心です。
電話サポートも充実していて、旅先で万が一アクシデントに遭った場合、三井住友海上の「緊急アシスタンスサービス」を利用できます。24時間365日、日本語でサポートしてくれるため、海外の見知らぬ地では、強力なサービスになります。
<海外旅行傷害保険の詳細>
担保項目 | 保険金額 | ||
---|---|---|---|
本会員・家族会員 | 家族特約 | ||
傷害死亡・ 後遺障害 | 合計 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 |
自動付帯 | 1,000万円 | 1,000万円 | |
利用付帯 | 4,000万円 | ー | |
傷害治療費用 (1事故の限度額) | 300万円 | 200万円 | |
疾病治療費用 (1疾病の限度額) | 300万円 | 200万円 | |
賠償責任 (1事故の限度額) | 5,000万円 | 2,000万円 | |
携行品損害 ※自己負担:1事故3,000円 (1旅行中かつ1年間の限度額) | 50万円 | 50万円 | |
救援者費用 (1年間の限度額) | 500万円 | 200万円 |
国内旅行傷害保険
三井住友カード プラチナプリファードの国内旅行傷害保険は、自動付帯・利用付帯です。カードの利用有無によって補償金額が異なります。
「家族特約」は付帯していません。
国内旅行傷害保険では、以下の1~3の場合に限り補償されます。
- 公共交通機関を利用中の傷害事故
- 宿泊施設に宿泊中の火災・破裂・爆発による傷害事故
- 宿泊を伴う募集型企画旅行に参加中の傷害事故
<国内旅行傷害保険の詳細>
担保項目 | 保険金額 | |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 合計 | 最高5,000万円 |
自動付帯 | 1,000万円 | |
利用付帯 | 4,000万円 | |
入院保険金日額 <フランチャイズ7日> | 5,000円 | |
通院保険金日額 <フランチャイズ7日> | 2,000円 | |
手術保険金 ※1事故につき1回の手術 | 最高20万円 |
加盟店などで利用されるフランチャイズとは、まったく別物の保険用語です。
意味としては、免責に非常に似ています。フランチャイズ7日となっている場合は、7日目までは一切補償されないという意味です。事故発生の日から8日目以降であれば、入院・通院の状態にある場合、1日目から保険金が支払われます。
お買物安心保険(動産総合保険)
三井住友カード プラチナプリファードには、国内外で購入した商品が壊れたり、盗まれたりしたときに安心の保険サービス「お買物安心保険(動産総合保険)」が付帯しています。
1事故につき3,000円の自己負担額で、カード決済した商品を最大500万円まで補償してくれます。補償期間は、購入日および購入日の翌日から200日間です。
空港ラウンジサービス
三井住友カード プラチナプリファードは、空港ラウンジを無料で利用できます。
ラウンジ入口で三井住友カード プラチナプリファードと当日のフライトチケットの半券を提示するだけで利用できます。ラウンジでは、ドリンクサービスやインターネットサービス、新聞や雑誌の閲覧など出発前の時間をゆったりと過ごすことができます。
三井住友カードで使える空港ラウンジについては、以下の記事で確認できます。
三井住友カード プラチナプリファードだと、同伴者の利用は有料になりますが、三井住友カード プラチナであれば同伴者1名まで無料になります。
空港ラウンジを同伴者1名無料で利用できるクレジットカードについては、以下の記事で解説しています。
ポイント有効期限が4年間
三井住友カードでは、通常ポイント有効期限は、ポイント獲得月から2年間です。しかし、三井住友カード プラチナプリファードでは、ポイント獲得月から4年間になっています。
- 三井住友カード プラチナ:4年間
- 三井住友カード プラチナプリファード:4年間
- 三井住友カード ゴールド:3年間
- 三井住友カード ゴールド(NL):3年間
- 上記以外の三井住友カード:2年間
通常のポイント有効期限より2年間も長いので、ポイント失効のリスクを大幅に減らすことができます。
まとめ
三井住友カード プラチナプリファードの年会費は33,000円(税込)です。
ポイント特化型のプラチナカードなので、通常の三井住友カード プラチナと比較するとサービス内容は劣りますが、ポイントが貯まりやすいのは三井住友カード プラチナプリファードです。
また、通常の三井住友カード プラチナの場合、満30歳以上が対象ですが三井住友カード プラチナプリファードなら満20歳以上であれば申し込めます。プラチナカードを持ちたいけど年齢制限で持てない人にもおすすめです!