オープンハウスの株主優待の内容・取得方法について解説します。
オープンハウスについて
株式会社オープンハウスは、東京23区を中心とした不動産仲介事業などを行っている東証一部に上場している企業です。不動産仲介事業のほかにも、戸建分譲事業、マンション分譲事業、不動産流動化事業、不動産金融事業を行っています。会社設立は1997年9月で、東京都千代田区に本社があります。
ユニークなCMが放送されていたこともあり、東京で家を持つならオープンハウスというイメージを視聴者に見事に植え付けました。
株主優待の取得方法(権利確定日・保有株式数)
オープンハウスの権利確定日は、9月末です。1年に1回のみです。
株主優待は、100株(1単元)以上の株式を保有する株主を対象に贈呈されます。
つまり9月の権利付き最終日(=権利確定日の2営業日前)に現物株式を100株(1単元)以上保有していれば株主優待をゲットできます。
株主優待の内容
毎年1回、12月下旬にクオカードと住宅購入時の優待権利がもらえます。
クオカードのデザインはオープンハウスのオリジナルです。
住宅購入時の優待権利とは、オープンハウスが行う仲介またはオープンハウスグループが販売する住宅購入時にキャッシャバックをうけられる権利です。
クオカードと住宅購入時の優待権利は、株式を3年以上継続保有すれば優待内容がグレードアップします。
3年以上の継続保有とは、1単元(100株)以上の株主として3年以上継続保有している株主を指します。(1単元以上の株主として、同一株主番号にて、9月30日および3月31日の株主名簿に、株主優待を開始した2015年9月30日から連続7回以上記録されていること)
クオカード(QUOカード)
株式の保有期間によるクオカードの額面金額は以下の通りです。
保有株式数 | 継続保有期間 | |
---|---|---|
3年未満 | 3年以上 | |
100株以上 | 3,000円分 | 5,000円分 |
3年以上の継続保有で、額面金額が2,000円アップします。
住宅購入時の優待権利
株式の保有期間による住宅購入時の優待権利のキャッシュバック金額は以下の通りです。
保有株式数 | 継続保有期間 | |
---|---|---|
3年未満 | 3年以上 | |
100株以上 | 100,000円 キャッシュバック | 300,000円 キャッシュバック |
3年以上の継続保有で、キャッシュバック金額が200,000円アップします。
住宅購入時の優待権利をうけるには
商談開始前に株主優待利用お申込書に必要事項を記入して郵送する必要があります。商談開始後の申込書提示では利用できない場合があります。
株主優待利用お申込書を郵送後は、オープンハウスまたはオープンハウスグループ会社の担当者から連絡があります。その後、担当者と商談が開始します。
対象物件
- オープンハウスの仲介による戸建・土地の購入(オープンハウスグループ以外の物件の仲介も対象)
- 株式会社オープンハウス・ディベロップメントが販売するマンションの購入
- 株式会社オープンハウス・アーキテクトが販売する注文住宅、戸建、マンションの購入
主な利用条件
- 分譲価格(注文住宅の場合は請負価格)20,000,000円(税込)以上の新築物件について1回限り利用可能
- 本人の居住が目的の住宅購入が対象。事業を目的とする物件の購入、請負工事等は対象外
- 翌年12月31日までに契約を締結しない場合、株主優待は無効
- 他の割引との併用不可
- 譲渡不可(但し、同居の配偶者および2親等以内の親族への譲渡は除く)
いつ届く?実際に到着したのでレビュー
株主優待が届いたのが12月25日です。優待を取得したのが9月末なので、株主優待の権利を取得してからおよそ3ヶ月後に届いたということになります。
封筒を開封すると「クオカード(QUOカード)」と「株主優待利用お申込書」、「株主の皆様へ」、「BUSINESS REPORT」などが入っていました。
保有期間が3年未満なので、3,000円分のクオカード(QUOカード)が入ってました。
BUSINESS REPORTの表紙です。中身は事業報告など。
株主優待のご案内には、株主優待についての利用方法などが記載されていました。
まとめ
オープンハウス(3288)の株主優待は、クオカードと住宅購入時のキャッシュバックです。クオカードは実質現金と同じように利用できるため人気があります。また3年以上の長期保有者はクオカードの額面金額がアップするのでさらにお得です。
住宅購入時のキャッシュバックは、10万円です。3年以上保有すれば30万円とさらにお得になります。あらかじめ家を購入することが分かっている場合は、計画的に3年以上保有する価値はあります。
株主優待は実質手数料だけでタダ取りが可能です。株主優待をタダ取りするならクロス取引(つなぎ売り)可能な証券会社の口座を開設する必要があります。株主優待のタダ取りができる証券会社は以下の通りです。
株主優待のタダ取り(クロス取引・つなぎ売り)の具体的な方法については以下の記事で解説しているので参考にしてください。