ザ・プリンス さくらタワー東京、オートグラフ コレクションには、特定の条件を満たした人だけが利用できる「エグゼクティブラウンジ」があります。
ラウンジはマリオットボンヴォイ系列の全てのホテルにあるわけではなく、ラウンジがないホテルもあります。日本国内のマリオットボンヴォイ系列ホテルのラウンジ有無については、以下の日本国内のマリオットボンヴォイ参加ホテル一覧で確認できます。
エグゼクティブラウンジでは、ソフトドリンクやコーヒー・紅茶などのドリンクが飲み放題で、ちょっとしたお菓子なども食べ放題です。また、カクテルタイムでは軽食やアルコールの提供もあります。
エグゼクティブラウンジを利用できれば、通常よりもホテルでの滞在時間を有意義に過ごすことができます。しかも、ザ・プリンス さくらタワー東京のエグゼクティブラウンジ利用者は、グランドプリンスホテル新高輪にある「クラブラウンジ」も利用できます。
ザ・プリンス さくらタワー東京の宿泊記については以下の記事で紹介しています。
この記事では、ザ・プリンス さくらタワー東京のエグゼクティブラウンジを実際に利用した経験をもとに解説していきます。
目次
エグゼクティブラウンジの場所と利用条件
多くのホテルでは、高層階に位置していることが多いラウンジですが、ザ・プリンス さくらタワー東京のエグゼクティブラウンジは、1階にあります。
客室に向かう途中にがあるので、宿泊者であれば必ず目の前を通るのですが、ラウンジの入口は目隠ししているうえ、小さな文字で「Exective Lounge」と書かれているだけなので存在に気付かない人も多いと思います。
エグゼクティブラウンジに入室するには、エグゼクティブラウンジのカードキーが必要です。カードキーは、特定の条件を満たした人のみ配布されます。
エグゼクティブラウンジの利用条件は以下の通りです。
- 高輪 花香路の宿泊者
- グランドプリンスホテル高輪クラブフロアの宿泊者
- グランドプリンスホテル新高輪クラブフロアの宿泊者
- エグゼクティブラウンジ利用特典付き宿泊プランの利用者
- マリオットボンヴォイのプラチナエリート以上の宿泊者
上記の通り、ザ・プリンス さくらタワー東京には、宿泊すればエグゼクティブラウンジを利用できるフロアはありません。ただし、エグゼクティブラウンジ利用特典付き宿泊プランを利用すれば、エグゼクティブラウンジを利用できます。
マリオットボンヴォイのプラチナエリート以上は、同伴者1名まで無条件に利用できます。同伴者2名以上からは1人あたり、別途以下の料金が必要です。
- 朝食:3,500円
- ティータイム:2,500円
- カクテルタイム:1,000円
以前は、SEIBU PRINCE CLUBプラチナメンバーもエグゼクティブラウンジを利用可能でしたが、2021年1月12日(火)を持ってラウンジ利用特典が廃止になりました。
各時間帯でのサービスは以下の通り。
- 朝食:7:00~10:00
- ティータイム:10:00~17:00
- カクテルタイム:17:00~19:00
- ナイトキャップ:19:00~21:30
2021年1月12日(火)よりカクテルタイム及びナイトキャップの利用は13才以上限定になりました。プラチナエリート以上の子連れにとっては改悪です。
エグゼクティブラウンジ
エグゼクティブラウンジは、1階に位置しているので庭園の四季を感じられます。
席はソファー席、窓に向かって座れる一人席、複数人で座れるテーブル席などがあり、ラウンジ内の棚には小物が飾られています。
入口には、雑誌や新聞が用意されているので、新聞を読みながら朝食を食べられます。
エグゼクティブラウンジの提供サービス
エグゼクティブラウンジでは、時間帯によって提供されるサービスが異なります。ザ・プリンス さくらタワー東京のエグゼクティブラウンジで提供されるサービスは以下の通りです。
- 朝食:7:00~10:00
- ティータイム:10:00~17:00
- カクテルタイム:17:00~19:00
- ナイトキャップ:19:00~21:30
それぞれの時間について解説します。
朝食(7:00~10:00)
通常、朝食会場は1階の「リストランテ カフェ チリエージョ」ですが、エグゼクティブラウンジ利用者は、1階の「エグゼクティブラウンジ」が朝食会場になります。
以下の写真の右側(明るい方)が「リストランテ カフェ チリエージョ」で、左側(暗い方)が「エグゼクティブラウンジ」です。
メニューとしては、「アメリカン ブレックファスト」と「和定食」の2種類から選択できます。ただし、マリオットヴォンボイのプラチナ特典の朝食無料は、アメリカン ブレックファストのみです。
和定食を選択する場合は、別途3,740円(税込)かかります。
ということで「アメリカン ブレックファスト」を選択しました。
最初に以下の中から玉子料理を選びます。
- フライドエッグ(目玉焼き)
- スクランブルエッグ
- プレーンオムレツ
上記の盛り付けとして別途「ハム、ベーコン、ソーセージ、温野菜添え」がつきます。
ドリンクは、以下の中から選択します。また、以下のドリンクとは別に「コーヒー」か「紅茶」のいずれかを選択します(ドリンクは全ておかわり自由)。
- 温州みかんジュース
- グレープフルーツジュース
- アップルジュース
- トマトジュース
朝食は、すべてプレートでの提供です。私と妻はプレーンオムレツを選択し、子供はフライドエッグ(目玉焼き)を選択しました。
味も美味しかったですし、ボリュームもあって家族全員大満足でした。
ティータイム(10:00~17:00)
ホテルによっては、カクテルタイムにしかお酒が提供されないこともありますが、ザ・プリンス さくらタワー東京のエグゼクティブラウンジでは、営業時間内であれば一日中ビールを飲めます(ワインや日本酒、ウイスキーなどは飲めません)。
コーヒーメーカーのコーヒーや冷蔵庫に入っている飲み物をいつでも飲めます。私が行った時は以下のような飲み物が飲み放題でした。ビールも4種類用意されていました。
リプトン(Lipton)の紅茶も飲み放題です。
スナックは、マドレーヌ、カラメルビスケット、フィナンシェ、ダックワーズ、プチチョコレート、柚子こしょう味煎餅&野菜チップス、黒豆しぼりなどがありました。
また15時頃に行くと豪華なケーキセットがありました。
カクテルタイムの前に、スナックとケーキセットをお腹いっぱい食べられたので満足ですが、同時に体重の増加が気になるところです…。
カクテルタイム(17:00~19:00)
私はプラチナエリートなので、カクテルタイムに提供される軽食が夕食の代わりになるのかを重視しています。夕食の代わりになるのであれば、夕食代が浮くので節約になります。
結論から言うと、ザ・プリンス さくらタワー東京のカクテルタイムは夕食の代わりになりませんでした。私と妻だけなら我慢できましたが、子供が食べられるものが少なかったので、最終的にはロイヤルホストに行って食べました。
カクテルタイムになると、日本酒やシャンパン、ワインやウイスキーなど数多くのお酒が並びます。全て飲み放題です。私は、ビールとシャンパンがあれば満足です。
カクテルタイムはお酒だけでなく、軽食も食べられます。軽食といってもホテルによってはブッフェ形式で提供されたりプレートで提供されたり様々です。
ザ・プリンス さくらタワー東京の軽食は、オードブルプレートでした。
軽食の内容は、サーモンやクラッカー、オリーブ、チーズなどです。
夕食というよりも、お酒のつまみという感じです。人によっては夕食の代わりになるかもしれませんが、我が家はお腹一杯になりませんでしたが、お酒を好きなだけ飲めるのは最高です。
ナイトキャップ(19:00~21:30)
ナイトキャップの時間帯は、ほぼカクテルタイムと同じです。ただし、オードブルプレートの提供はありません。私が行った時は、ケーキセットも復活してました。
唯一の違いはスナックの種類でした。煎餅はありましたが、ティータイムにはなかった「ミックスナッツ」や「サラミ」がありました。
スナックの種類は、ナイトキャップの時間帯に限らず日によって異なる可能性があります。
おまけ:グランドプリンスホテル新高輪のクラブラウンジ
エグゼクティブラウンジキーがあれば、エグゼクティブラウンジだけでなく、グランドプリンスホテル新高輪のクラブラウンジも利用できます。
利用条件や、各種サービスの時間帯は、基本的にエグゼクティブラウンジと同じです。
クラブラウンジにも雑誌や新聞が用意されており、ザ・プリンス さくらタワー東京のエグゼクティブラウンジよりも種類が充実しています。
クラブラウンジは、エグゼクティブラウンジよりも広く座席数も多いです。
雰囲気抜群のテラス席もあります。
個人的にクラブラウンジのお酒で気に入ったのが以下の3つです(全てエグゼクティブラウンジには置いていないお酒になります)。
- サントリー ザ・プレミアム・モルツ
- 新感覚のスパークリング清酒「澪(みお)」
- リンゴ100%のスパークリングワイン「ニッカ シードル・スイート」
私はプレモルをよく飲むのでラウンジにプレモルがあると嬉しいです。「澪」と「ニッカ シードル・スイート」は女性に大人気なお酒です。他のホテルのラウンジではあまり見かけませんが、飲みやすいのでガブガブ飲めます。
上記のお酒は、常に冷蔵庫に入っているので、営業時間内であればいつでも飲めます。
カクテルタイムになると、ワイン、シャンパン、ウイスキー、焼酎などが机の上に並べられます。これらのお酒は、すべて飲み放題です。
カクテルタイムでは、軽食の提供があります。お酒を飲みながら軽食を食べる時間は、まさに至福の時間そのものです。
クラブラウンジのスナック類は、柿の種、ポップコーン、柚子せんべい、ウエハース、ミックスナッツ、フルーツゼリーなどエグゼクティブラウンジよりも種類が豊富です。
まとめ
ザ・プリンス さくらタワー東京のエグゼクティブラウンジは、カクテルタイムの軽食が物足りないものの、ケーキセットが最高です。
営業時間内であればソフトドリンク・コーヒー・紅茶だけでなく、ビールも楽しめます。
また、エグゼクティブラウンジキーがあればグランドプリンスホテル新高輪にある「クラブラウンジ」も利用できるのでお得感があります。
エグゼクティブラウンジの利用条件を再掲しておきます。
- 高輪 花香路の宿泊者
- グランドプリンスホテル高輪クラブフロアの宿泊者
- グランドプリンスホテル新高輪クラブフロアの宿泊者
- エグゼクティブラウンジ利用特典付き宿泊プランの利用者
- マリオットボンヴォイのプラチナエリート以上の宿泊者
プラチナエリートからは、ラウンジアクセス権を含め以下の特典が追加されるのは魅力です。中にはラウンジアクセス権目当てでプラチナエリートを目指す人もいるぐらいです。
- ラウンジへのアクセス
- 部屋のアップグレード(スイートルーム含む)
- 朝食無料サービス
部屋のアップグレードと朝食無料サービスの両方が適用されると1泊で1万円以上お得になる場合が多々あります。ただし、プラチナエリート会員になるには年間50泊以上する必要があるため普段からマリオット系列のホテルを利用しない場合は難しいです。
マリオットボンヴォイの上級会員を目指すのであれば「シルバーエリート」または「ゴールドエリート」の会員資格を無条件で取得できる以下のいずれかのカードを作ることをおすすめします。
カード名 | Marriott Bonvoy アメックス | Marriott Bonvoy アメックスプレミアム | アメックス・プラチナ・カード |
---|---|---|---|
デザイン | |||
年会費 | 23,100円(税込) | 49,500円(税込) | 165,000円(税込) |
家族カード | 1枚目無料 2枚目以降11,550円 ホテル上級会員資格なし | 1枚目無料 2枚目以降24,750円 ホテル上級会員資格なし | 4枚まで無料 ホテル上級会員資格あり |
ポイント | ■通常での利用 100円=2ポイント ■マリオットでの利用 100円=4ポイント | ■通常での利用 100円=3ポイント ■マリオットでの利用 100円=6ポイント | 100円につき1ポイント |
宿泊特典 | 150万円以上の利用で 1泊35,000ポイントまで 無料宿泊特典 | 150万円以上の利用で 1泊50,000ポイントまで 無料宿泊特典 | フリー・ステイ・ギフト |
宿泊実績 | 5泊分の宿泊実績 | 15泊分の宿泊実績 | ー |
ホテル 会員資格 | マリオットボンヴォイ シルバーエリート ※100万円以上利用でゴールド | マリオットボンヴォイ ゴールドエリート ※400万円以上利用でプラチナ | マリオットボンヴォイ:ゴールド ヒルトン・オナーズ:ゴールド Radisson Rewards:Premiumステータス SEIBU PRINCE CLUB:プラチナ |
備考 | 2連泊以上の予約で100米ドルのプロパティクレジット ※対象ホテル:ザ・リッツ・カールトン、セントレジス | その他特典多数 詳細はこちら |
マリオットボンヴォイのプラチナエリート以上を目指すのであれば「Marriott Bonvoyアメックスプレミアムカード」がおすすめです。カードを保有するだけでゴールドエリート会員になれますし、年間400万円以上利用すれば宿泊不要でプラチナエリート会員にもなれます。
ヒルトン系列のホテルにも宿泊するならアメックスのプラチナ・カードという選択肢もあります。マリオットだけでなくヒルトンのゴールド会員になれる上、家族カード会員もホテルの上級ステータスが付与されます。またプラチナ・カードの家族カードは、グリーン、ゴールド、プラチナの3種類からデザインを選べるのも地味に嬉しいポイントです。
他にもプラチナ・カードには「プラチナ・コンシェルジェ・デスク」や「2 for 1ダイニング by 招待日和」「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」「アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション」などMarriott Bonvoyアメックスプレミアムカードにはない特典が満載です。
あとやっぱりメタルカードは、カッコいいです。
アメックスの審査は、通称10秒審査と言われており一瞬(10~60秒)で結果が出ます。以下は、私が実際にアメックス・プラチナ・カードに申し込んでから届くまでの記事です。
ザ・プリンス さくらタワー東京のエグゼクティブラウンジを利用すれば、通常よりも充実したホテルステイになること間違いなしです。
コメント
大人にとっては13歳以上になって安心してラウンジに行けるというもの。もっというなら20歳以上でいい。子供連れにうるさくされて何度も嫌な思いしてます。そもそも酒飲む場所に子供を連れてくるなんて欧米ではありえない。日本も住みわけ社会となるよう親の意識、環境ともに早く追いついてほしい。