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日本航空(JAL)[9201]の株主優待!株主割引券とツアー割引券の使い方を徹底解説

日本航空(JAL)の株主優待の内容・取得方法について解説します。

日本航空(JAL)について

日本航空株式会社は、「明日の空へ、日本の翼」をスローガンとする東証一部に上場している企業です。略称はJAL(ジャル)です。世界的な航空連合である「ワンワールド」に加盟しています。

日本航空は2010年1月19日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し、経営破綻しました。その後、経営再建を行い2012年9月19日に東京証券取引所に再上場しました。これらのニュースは記憶に新しいと思います。

日本航空株式会社の事業内容は、主に航空輸送事業です。国内、国際航空運送事業(旅客・貨物)を営んでおり、連結子会社5社(日本トランスオーシャン航空株式会社、日本エアコミューター株式会社、株式会社ジェイエア、琉球エアーコミューター株式会社、株式会社北海道エアシステム)および関連会社1社にて航空運送事業を行っています。

それ以外にも航空関連事業、旅行事業、クレジットカード事業などを行っています。そしてこれらの事業を統括する持株会社として機能しています。

株主優待の取得方法(権利確定日・保有株式数)

日本航空の権利確定日は、3月末9月末です。

権利付き最終日(=権利確定日の2営業日前)に3月なら100株(1単元)以上9月なら200株(2単元)以上保有していれば株主優待を受け取れます。

3月は100株だけでいいのでお得感があります。9月は200株必要なので3月と比べると予算が2倍必要です。

どうも甘パパです。 完全に自分用のメモに近いのですが、2021年の株主優待タダ取り用のカレンダーです。 つなぎ売り(クロス取引)で株...

株主優待の内容

年2回(5月・11月)、保有株式数に応じて「株主割引券」と「ツアー割引券」がもらえます。

株主割引券

保有株式数に応じて「株主割引券」がもらえます。株主割引券を利用すると日本航空日本トランスオーシャン航空日本エアコミューター琉球エアーコミューター各社の国内線全路線を対象に50%割引で搭乗できます。他の割引運賃との重複利用はできません。

保有株式数に応じて配布される枚数は次の通りです。 

配布基準

所有株式数3月31日
現在の株主
9月30日
現在の株主
100株~199株1枚
200株~299株1枚1枚
300株~399株2枚1枚
400株~499株2枚2枚
500株~599株3枚2枚
600株~699株3枚3枚
700株~799株4枚3枚
800株~899株4枚4枚
900株~999株5枚4枚
1,000株~1,099株5枚5枚
1,100株~99,999株5枚+1,000株超過分
500株ごとに1枚
100,000株~203枚+100,000株超過分
1,000株ごとに1枚

上記に加え、3年(7基準日)連続で同一株主番号で所有の株主には、以下の基準により、追加で株主割引券が発行されます。

300株~999株各7基準日目に1枚
1,000株~9,999株各7基準日目に2枚
10,000株~各7基準日目に3枚

発券用コード1つで、片道1区間を株主割引運賃(満12歳以上)または小児株主割引運賃(満3歳以上12歳未満)で利用できます。1名に対して1枚必要です。「株主割引運賃」利用時のマイル積算率は、普通席が75%、クラスJが85%、ファーストクラスが125%です。

株主割引券の有効期限内であれば全ての期間で利用できます。そのため空席があれば、ゴールデンウィーク・夏休み・年末年始なども利用できます。ただし他の割引運賃同様、販売座席数には限りがあります。

株主割引券の有効期限は1年間です。

権利取得基準日発行時期有効期限
3月31日基準日発行分5月6月1日~翌5月31日
9月30日基準日発行分11月12月1日~翌11月30日

 予約・販売期間は、搭乗日2ヵ月前の9:30~搭乗当日までです。

株主割引券の使い方

JALの株主割引券の使い方を説明します。

使い方をざっくり説明すると、JALのウェブサイトトップページより空席照会を行ない、株主割引を予約します。その後、発券用コードを登録してから購入します。

パソコンが苦手な人でも、「JAL国内線ご予約・ご購入・ご案内(予約センター)」、「日本国内のJALグループ国内線カウンター(市内・空港)」、「指定の旅行会社」で予約・購入可能なので安心です。発券用コードの登録も行ってくれます。

上記の他に空港の自動チェックイン・発券機でも株主割引券を利用できます。

ここではWEBから予約・購入する場合の手順を説明していきます。

1.JALのウェブサイトトップページにアクセスして出発地・到着地・日時を入力して右下の開くボタンを押します。

2.クラスと人数を指定したら空席照会を行います(検索ボタンを押します)。

3.料金の一覧が表示されます。そこに株主割引の料金が表示されるので、自身の条件にあった日時を選択します(ここでは 06:30 ‐ 07:40 の便を一例として表示しています)。

上記は、2018年1月7日(日)06:30 ‐ 07:40の東京(羽田)ー大阪(伊丹)間の料金表です。分かりやすいように以下の表に置き換えました。赤字が各クラスの最安料金で、太字が株主割引の料金です。

 ファーストクラス J普通席
普通運賃33,490円26,490円25,490円
往復割引31,190円24,190円23,190円
ビジネスきっぷ
JALカード限定
24,240円17,240円16,240円
特便割引118,890円11,890円10,890円
先得割引10,790円9,790円
おともdeマイル割引11,790円10,790円
株主割引20,890円13,890円12,890円
身体障がい者割引23,090円16,090円15,090円
介護帰省割引17,440円16,440円

普通席の株主割引の運賃に注目してください。普通運賃のほぼ半額という驚異的な安さです。クラスJやファーストクラスも別途運賃を支払えば利用できます。クラスJは+1,000円、ファーストクラスは+8,000円です。

運賃表を確認すると株主割引より安い運賃があります。特便割引1と先得割引、おともdeマイル割引です。これらの割引について簡単に説明します。

特便割引と先得割引

特便割引と先得割引は、早く予約すればするほどお得になる割引です。

名称予約日
特便割引11日前までの予約
特便割引33日前までの予約
特便割引77日前までの予約
特便割引2121日前までの予約
先得割引タイプA28日前までの予約
先得割引タイプB45日前までの予約
スーパー先得55日前までの予約
ウルトラ先得75日前までの予約

さらに便ごとの予測残席数に応じて、運賃が変動します。予測残席数とは現時点における便の最終的な混み具合の予測値です。予約時の便の空席状況のことではありません。

予測残席数が多い便の運賃は安く、少ない便は高くなります。便によっては設定がない場合があります。特便割引はタイプA~Eの5段階、先得割引はタイプAとBの2段階に分けられます。イメージは次の通りです。

おともdeマイル割引

おともdeマイル割引は、JMB会員本人が10,000マイルを利用して支払います。クラスJを利用する場合は、11,000マイル利用します。ファーストクラスは選択できません。

予約・販売期間は、搭乗日の2カ月前の午前9時30分から4日前までです。ただしお盆休みや年末年始のなど利用できない期間があります。

JMB会員本人が10,000マイルまたは11,000マイルを利用して支払ったら同行者3名まで割引運賃で航空券を購入できます。

お得な運賃で利用できる「おともdeマイル割引」ですが、10,000マイル貯めるのは簡単ではありません。

JALカード(200円=1マイル)で10,000マイルを貯めるには200万円利用する必要があります。年間3,240円(税込)でマイルが2倍貯まる「ショッピングマイル・プレミアム(100円=1マイル)」に入会しても100万円です。

JALカードをメインカードにすれば年1回の家族旅行や帰省などで利用できそうですが、それでもショッピングマイル・プレミアムに入っていなければ難しいと思います。ENEOSやイオンなどのマイルが2倍たまるJALカード特約店を積極的に利用すれば100万円以下の利用で10,000マイルを貯めることも可能です。

4.株主割引を選択し、航空券を予約します。その後「株主割引発券用コードを登録する」ボタンを押して株主割引発券用コードを登録します。

5.予約完了画面および予約確認画面の「株主割引発券用コードを登録する」ボタンから発券用コード登録します。発券用コードを登録したら、航空券購入期限内に購入します。

株主割引券面の発券用コードのスクラッチ部分を削って番号を入力します。強く削ると発券用コードが読み取れなくなる場合があるので注意してください。

6.搭乗

「タッチ&ゴー」を使えます。タッチ&ゴーとは予約・購入・座席指定が既に済んでいれば直接保安検査場に進めるサービスです。

以上が搭乗までの手順です。

予約変更・払戻し

株主割引券に記載の有効期間内であれば予約の変更もできます。ただし、逆区間への変更および航空券の名義・区間の変更はできません。

払い戻しも可能です。払戻手数料は航空券1枚(1区間)につき430円の手数料が必要です。また便出発後の場合は、航空券1枚(1区間)ごとに取消料が必要です。便出発前であれば取消料は無料です。

海外・国内ツアー割引券

株主はJALグループの指定旅行商品に利用できる割引券を受け取ることができます。割引率は7%です。割引券1枚で、幼児を除く参加者全員が割引を利用できます。既に予約済みの場合や、割引券を送付しない場合は割引対象になりません。

ツアー割引券を利用する場合は、旅行の予約成立後、出発21日前までに送付します。出発21日前以降の予約については、予約成立後3日以内に送付する必要があります。 

毎年3月31日および9月30日現在の株主に、以下の基準により発行されます。

所有株数海外・国内
ツアー割引券
発行回数有効期限
100株~199株2枚(年1回)
5月のみ発行
6月1日~翌5月31日
200株~(年2回)
5月と11月の発行
12月1日~翌11月30日

有効期限はツアー割引券の発行時期によって違います。

 発行時期有効期限
3月31日現在の株主
※100株以上の所有者が対象
5月6月1日~翌年5月31日(1年間)
9月30日現在の株主
※200株以上の所有者が対象
11月12月1日~翌年5月31日(6ヵ月間)

7%割引の対象ツアー

7%割引の対象ツアーは、JALグループの総合旅行サイト「JAL eトラベルプラザ」に以下のロゴマークで掲載されている全商品です。

上記以外のツアー(JMBツアー、JALダイナミックパッケージ、Web限定ツアー、商品コードがMAから始まる商品、びゅう商品、J-TAPなど)は対象外です。

株主専用サイト

ツアー割引対象旅行は、株主専用サイトから申し込みます。株主専用サイトへは「日本航空株主 ツアー割引券のご案内」から遷移できます。

下にスクロールしていくと、「海外ツアーを申し込む」ボタンと「国内ツアーを申し込む」ボタンが表示されるので、どちらかを選んで押します。

ツアー予約 ログイン画面が表示されるので、株主優待の冊子に届いたキーワードとパスワードを入力してログインします。

「JAL eトラベルプラザ」に遷移します。各ツアーの右上に「割引対象」のアイコンが表示されていれば7%割引券を利用できます。

割引対象外の場合は、各ツアーの右上に「割引対象外」のアイコンが表示されています。

ちなみに株主じゃなくても「JAL eトラベルプラザ」にアクセスできますが、各ツアーの右上にアイコンは表示されません。

株主特別企画(工場見学)

100株以上所有の株主は、株主特別企画に1人1回応募できます。応募多数の場合は、抽選になります。応募方法は、郵送です。ネットでは応募できません。

応募できる企画には、AとBがあります。どちらか好きな方を1つ選択します。いずれの回も現地集合・現地解散です。

企画A
(伊丹空港 客室訓練施設・工場見学)
企画B
(JAL工場見学~SKY MUSEUM~)
場所大阪国際空港(伊丹空港)日本航空 羽田整備工場(JAL M1ビル)
募集人数各回20名
(株主1人につき、同伴者1名まで可)
各回100名
(株主1人につき、同伴者3名まで可)
見学概要J-AIRの客室訓練施設見学と伊丹空港の格納庫見学航空教室と格納庫見学

見学時間は1時間程度の徒歩移動です。階段の上り下りもあります。写真およびビデオ撮影は、個人で楽しむことを目的であれば撮影可能です。インターネットや雑誌などへの投稿、または掲載に関する撮影につきましては制限があります。

株主でなくても企画Bの「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」はインターネットから予約できるので価値だけで考えると企画Aの「伊丹空港 客室訓練施設・工場見学」の方が貴重です。

いつ届く?実際に到着したのでレビュー

私が株主優待を取得したのは、9月の権利月です。実際に株主優待が届いたのが11月22日なので、株主優待の権利を取得してからおよそ2ヶ月後に届いたということになります。

封筒を開封すると「海外ツアー/国内ツアー割引券」と「株主割引券」が入っていました。

株主割引券(表面)です。有効期限の記載があります。発券用コードおよび発券用バーコードはスクラッチになっています。

株主割引券(裏面)です。使用方法や注意事項の記載があります。

株主の皆様への冊子の中身は、各種特典の詳細やクーポンが掲載されていました。

実際のクーポンは切り取って利用します(例:国内ツアー割引券)。 

まとめ

日本航空(9201)の株主優待は株主割引券とツアー割引券です。

株主割引券を利用すれば国内線の普通運賃が50%OFFになるため、1万円以上の節約になります。マイルも貯まるのでさらにお得です。旅行好きには必須の株主優待券です。ただし、50%OFF優待券は国際線では利用できないので注意してください。

株主優待は実質手数料だけでタダ取りが可能です。株主優待をタダ取りするならクロス取引(つなぎ売り)可能な証券会社の口座を開設する必要があります。株主優待のタダ取りができる証券会社は以下の通りです。

株主優待のタダ取り(クロス取引・つなぎ売り)の具体的な方法については以下の記事で解説しているので参考にしてください。

どうも甘パパです。 私は株主優待を毎月タダ取りしています。 タダ取りといっても完全に無料というわけではなく、株を購入するための手数料...