東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのテラスルーム ハーバービュー(通称:ハバテラ)に宿泊してきたので、部屋の雰囲気などを写真付きで紹介します。
「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」は、古きよき時代のイタリアをテーマとし、質の高いサービスを提供するパーク一体型ホテルです。
ホテルの所有は「株式会社オリエンタルランド」ですが、経営・運営は「株式会社ミリアルリゾートホテルズ」が行っています。
東京ディズニーランドホテル、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ、ディズニーアンバサダーホテル、東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテルの経営・運営を行っている株式会社オリエンタルランド100%出資の子会社。
“ミラコスタ / MiraCosta”は、イタリア語で「海を眺めること」を意味し、その名のとおり、客室からは、メディテレーニアンハーバーや東京湾を見渡すことができます。
ホテルミラコスタは、ディズニーホテルの中でも予約難易度はトップクラスです。特にテラスルームやバルコニールームの予約は困難を極めます。予約開始後、1分未満で満室になるため予約するには根気強くチャレンジするかキャンセル拾いをする必要があります。
今回は、人気のテラスルーム(ハーバービュー)に宿泊してきたので眺望や部屋の雰囲気、アメニティなどを解説します。
目次
テラスルーム(ハーバービュー)の位置
テラスルームには、以下の4種類があります。
- テラスルーム(ヴェネツィア・サイド)
- テラスルーム(ピアッツァビュー)
- テラスルーム(ハーバービュー)
- テラスルーム(ハーバーグランドビュー)
ここでは、テラスルーム(ハーバービュー)の位置関係を中心に解説します。
テラスルーム(ハーバービュー)は、全部で5部屋あり、アメリカンウォーターフロント(以後アメフロ)側に3部屋、ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ(以後ザンビーニ)側に2部屋あります。
■アメフロ側の3部屋(5349号室、5361号室、5365号室)
■ザンビーニ側の2部屋(5141号室、5145号室)
部屋によってそれぞれ特徴があるため「あたり部屋」や「はずれ部屋」というものは人によって異なります。各部屋の特徴(メリット・デメリット)は以下の通りです。
部屋番号 | 柵 | 花火 | 補足 |
---|---|---|---|
5349 | 太い | 見える | リドアイル側が見えないがミッキー広場は近い |
5361 | 太い | 見える | ー |
5365 | 太い | 見える | 他のテラスルームよりテラスが狭い |
5141 | 細い | 見えない | ー |
5145 | 細い | 見えない | 教会が視界を遮る&5149号室の視線が気になる |
ハバテラであれば、どの部屋からもメディテレーニアンハーバーを見ることができます。ザンビーニ側の2部屋からはタワーオブテラーやS.S.コロンビア号も見えます。ただし、ザンビーニ側だと花火は見えません。花火が見えるのはアメフロ側の3部屋になります。
花火にこだわらないのであれば、柵が細くハーバー全体を見渡せるザンビーニ側の5141号室が「あたり部屋」といえるかもしれません。
客室からの眺望(景色・夜景・花火)
テラスルーム(ハーバービュー)からの眺めは、部屋によって大きく異なります。
ここでは、我が家が宿泊した5349号室からの眺めを紹介しますので参考にしてください。
基本的に5349号室に限らず、テラスルーム(ハーバービュー)からであれば、ポルト・パラディーゾの港の全景を眺めることができます。
夜になるとパーク内が徐々にライトアップされるので雰囲気があります。
ミラコスタのパーク側に宿泊した場合、閉園後や開園前のパークを眺められるという楽しみがあります。運が良ければリハーサルを見られるかもしれません。リハーサルが実施される場合はチェックイン時に「東京ディズニーシー ショープログラムリハーサル実施のお知らせ」といった案内が配布されます。配布された場合であっても実施されないこともあります。
■閉園後の東京ディズニーシー
■開園前のディズニーシー
客室アメニティ
テラスルーム(ハーバービュー)に入ると左側にトイレ、右側にクローゼットがあります。
クローゼット内には、バスローブ、ハンガー、スリッパ、ペーパーバッグ、靴ベラ、セーフティーボックス、子ども用踏み台(ステップ)などが入っています。※2023年2月28日(火)をもって客室でのペーパーバッグの常設は終了しています。現在は、持ち帰り可能なエコバッグになっています。
テラスルーム(ハーバービュー)は、ドアなどで区切られているわけではありませんが、リビングと寝室で部屋が分かれています。リビングには、ソファー、テーブル、椅子、テレビなどが設置されています。
ディズニーキャラクターが描かれたタペストリーも飾られています。
リビングのテーブルには、客室特典として生花と花籠(ミッキーシェイプのチャーム付き)が置かれており、袋に入れて持ち帰ることができます。
ドリンクコーナーには、コップ、ティーカップ、アイスペール、電気ケトル、コーヒーメーカー、カプセルコーヒーがあります。
テラスルーム(ハーバービュー)には、UCCのドリップポッド(コーヒーメーカー)が設置されています。UCCドリップポッドは、とても静音性が高いので子供が寝た後でも問題なく利用できます。
カプセルは全部で3種類で炭焼珈琲、アールグレイ紅茶、深蒸し静岡煎茶がそれぞれ3つずつ用意されています。砂糖とミルクもあります。
ドリンクコーナーの下には、ミネラルウォーターが入った冷蔵庫があります。
ドリンクコーナーのすぐ近くには、荷物置き場もあります。
寝室には幅160cmのダブルベッド、テレビ、加湿空気清浄機があります。テラスルーム(ハーバービュー)の定員は2名ですが、小学生以下の子供であれば添い寝2名まで可能なので最大4名まで同一料金で宿泊できます。
最大4名(うち添い寝2名)まで泊まれるのは良いのですが、幅160cmのダブルベッドに全員寝るのは非現実的です。感覚的には以下のようなイメージです。
- 子供が未就学:3人なら寝られるが4人は厳しい
- 子供が小学生の高学年:3人でも厳しい
3名以上で宿泊する時の救世主が寝袋です。我が家は、大定番ブランド「コールマン」のコージーII C10を購入しました。値段も手頃でおすすめです。今後テラスルームに3人以上で宿泊する予定があるなら1つは持っていても損はないです。
パナソニック製の加湿空気清浄機です。
テレビもパナソニック製で、「ディズニー・チャンネル」と「ディズニージュニア」を無料で楽しめます。リビングのテレビは壁掛け型でしたが、寝室のテレビは据え置き型です。
テレビ下の引き出しには、パジャマが入っています。
ベッド横には、電話、目覚まし時計、メモ帳、担当者の名前が書かれた本日のルームメイク担当カードが置かれています。
テラスへは、リビングと寝室どちらからでも出られるようになっています。テラスに通じる扉は防音性が高いので閉めるとパーク内の音を遮断してくれます。我が家は常にパーク内の音楽を聞きたかったので就寝ギリギリまで開けっ放しにしていました。
テラス側から客室側に目を向けると以下のような感じで扉が2つあります。
テラスは広々としており開放感抜群ですが、5349号室は柵が高いので大人でもある程度身長がなければ見づらいです。また、柵は太さもあるので柵の隙間から見るのも難しく小さな子供は抱っこしてあげる必要があります。
柵の向こうは網目状のスペースがあるものの、落下物を防止できる仕組みにはなっていません。
テラスの両サイドは壁で区切られているので、プライベートな空間は確保されています。
部屋には、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ限定デザインのポストカードが置かれており、自由に持ち帰ることができます。
テラスルーム(ハーバービュー)は、スペチアーレ・ルーム&スイートなので新聞のサービスをうけられます。朝刊は外のドアノブにかけていただけます。
バスルーム(トイレ・風呂・洗面)
テラスルーム(ハーバービュー)のトイレと風呂はそれぞれ別の部屋にあります。トイレはリビング、風呂は寝室です。
トイレは、ウォシュレット付きで洗面台付きという豪華仕様です。
テラスルーム(ハーバービュー)のトイレットペーパーには、ミラコスタの「M」のロゴが入っています。
テラスルーム(ハーバービュー)のバスルームは、シャワーブースと浴槽が別々になっているため、シャワーブースで体を洗って浴槽まで移動しなければならないので若干面倒です。
洗面台は、タオル、各種アメニティ、ハンドソープ、コップ、鏡が置かれています。
アメニティは全て持ち帰りOKです。缶ケースの中には、綿棒・コットン・シャワーキャップ・ヘアバンドが入っています。※現在、シャンプー、コンディショナー、ボディソープは、備え付け型のディスペンサー式(中身は花王製品)に変更になっています。
スペチアーレ・ルーム&スイートの客室には、バスビーズと基礎化粧品セットも設置されています。化粧品セットは、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーのオフィシャルスポンサーでもある富士フイルム株式会社のアスタリフトです。
洗面台の引き出しには、ドライヤー、ヘアブラシが収納されています。ドライヤーは、コイズミのホテル用ヘアドライヤー「Silky Love」です。
客室特典
テラスルームの宿泊者は、以下の特典をうけられます。
- 朝食(ルームサービス or ベッラヴィスタ・ラウンジ)
- サローネ・デッラミーコを利用可能
朝食(ルームサービス or ベッラヴィスタ・ラウンジ)
ルームサービス | ベッラヴィスタ・ラウンジ |
---|---|
スペチアーレ・ルーム&スイートの宿泊者は、客室特典としてベッラヴィスタ・ラウンジでの朝食が付いていますが、スイートルームとハーバールーム、テラスルームの宿泊者は、ルームサービスでの朝食も選択できます。
ベッラヴィスタ・ラウンジとルームサービスでの朝食どちらであっても事前予約必須です。
ルームサービスでの朝食の注文受付は、TV画面から前日24:00まで行えます。
テラスルームに宿泊した場合は、絶対的にルームサービスの朝食をおすすめします。テラスに出てパークを眺めながら食べる朝食は幸せの一言に尽きます。
■スクランブルエッグ
■プレーンオムレツ
■お子さまブレックファスト
ベッラヴィスタ・ラウンジの朝食については、以下の記事で詳細に解説しています。
サローネ・デッラミーコを利用可能
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタには、スペチアーレ・ルーム&スイートの宿泊者だけが利用できる専用ラウンジ「サローネ・デッラミーコ」があります。
サローネ・デッラミーコでは、以下のサービスをうけられます。
- チェックイン/チェックアウト
- ラウンジでの飲み物の提供
サローネ・デッラミーコについては、以下の記事で詳細に解説しています。
宿泊者特典
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの宿泊者は、以下の特典をうけられます。
- 宿泊者のみ購入可能な限定グッズ「ディズニーホテル・エクスクルーシブ」
- スパ&プール「テルメ・ヴェネツィア」を利用可能
宿泊者のみ購入可能な限定グッズ「ディズニーホテル・エクスクルーシブ」
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの宿泊者は、宿泊特典として「ディズニーホテル・エクスクルーシブ ぬいぐるみバッジ付きトートバッグ(10,000円)」を購入できます。
購入する場合は、ミッキーとミニーのぬいぐるみバッジ各1個とトートバッグをレジに持っていき、ルームキーまたはキーブックレットを提示します。
なお、他のディズニーホテルも宿泊すれば宿泊したホテル限定のグッズを購入できます。
東京ディズニーランドホテル宿泊特典 |
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ディズニーアンバサダーホテル宿泊特典 |
スパ&プール「テルメ・ヴェネツィア」を利用可能
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの宿泊者は、宿泊者限定のスパ&プール「テルメ・ヴェネツィア」を利用できます。屋外プールは夏期限定ですが、屋内プールは年中無休で営業しています。
受付でルームキーの提示が必要です。アプリのルームキーの提示でもOKですが、画面キャプチャはNGです。
テルメ・ヴェネツィアについては、以下の記事で解説しています。
まとめ
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのテラスルーム(ハーバービュー)は、ポルト・パラディーゾの港の全景を楽しめる全部で5部屋(5145号室、5141号室、5349号室、5361号室、5365号室)しかない客室です。
テラスルーム(ハーバービュー)は、ファンなら誰もが宿泊してみたい憧れの部屋の一つで、開放的なテラスで食べる朝食は最高です。
そんな大人気のテラスルーム(ハーバービュー)ですが、1泊10万円以上するにもかかわらず、まったく予約を取れません。
予約を取るには、予約開始日の予約戦争に参加するか、キャンセルを拾うかのどちらかになります。私の経験上だとキャンセル拾いの方が予約しやすいです。
予約するのが難しいテラスルーム(ハーバービュー)ですが、ぜひ予約を勝ち取って宿泊してください。
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