ライフカードは2017年7月以降に、大幅な各種特典・サービスの変更を実施しました。
変更といえば、聞こえはいいですが、実際には改悪です。改悪情報をまとめましたので紹介します。
ライフカードのについては、以下の記事にまとめています。
ライフカードの変更内容
ステージ制プログラムの変更
ステージ制プログラムという制度があります。このプログラムは年間利用金額が多ければ多いほど、翌年のポイント還元率をアップしてくれるというサービスです。
今回の変更点は2点あります。
- ロイヤル(1.8倍)ステージの新設
- プレミアムステージ条件の改悪
変更前と変更後を比較すると次の通りになります。
<変更前>
ステージ | 前年の利用金額 | 翌年のポイント |
---|---|---|
レギュラー | 50万円未満 | 1倍(0.5%) |
スペシャル | 50万円以上 | 1.5倍(0.75%) |
プレミアム | 150万円以上 | 2倍(1%) |
<変更後>※赤字が変更点
ステージ | 前年の利用金額 | 翌年のポイント |
---|---|---|
レギュラー | 50万円未満 | 1倍(0.5%) |
スペシャル | 50万円以上 | 1.5倍(0.75%) |
ロイヤル | 100万円以上 | 1.8倍(0.9%) |
プレミアム | 200万円以上 | 2倍(1%) |
ロイヤルステージが新設されることは、大きなメリットです。今まで、100万円以上利用していても150万未満であれば1.5倍でした。今後は100万円以上利用していれば、新設されたステージに該当するので還元率は0.9%にアップします。
ステージが新設されたというメリットの一方で、プレミアムステージの条件が厳しくなるというデメリットもあります。今までは、150万円以上でポイント2倍でしたが、変更後は200万円以上利用する必要があります。
誕生月ポイントの倍率が5倍から3倍に
ライフカードの最大の特徴ともいえる誕生月ポイントの倍率が、2017年7月1日以降、5倍から3倍に下がります。還元率換算だと、2.5%から1.5%となり、1%の低下です。
1.5%でも十分高いのですが、2.5%と比べると還元率は大きく違います。
クレジットチャージやライフETCカードがポイント付与対象外へ
楽天Edyクレジットチャージ、nanacoクレジットチャージおよびライフカードで販売しているJCBギフトカードの購入分について、1,000円につき0.5ポイント(還元率0.25%)付与されていました。しかし、2017年7月1日以降、一切ポイントが付与されなくなりました。
また、ステージ判定するための「プログラム期間中の利用金額合計」にも加算されません。
さらに改悪情報は続きます。ポイント還元率0.5%だったライフETCカードもポイント付与対象から除外されてしまいました。ETCカードの利用も、ステージ判定するための「プログラム期間中の利用金額合計」に加算されません。
ライフETCカードは、年会費無料で保有でき、ポイントも貯まるカードでした。ポイントが付与されないとなると、ETCカードは、他のクレジットカードを利用した方が良いでしょう。
変更前 | 変更後 | |
---|---|---|
楽天Edyクレジットチャージ | 1,000円につき0.5ポイント (還元率:0.25%) | 付与されなくなった。 ※ステージ判定するための「プログラム期間中の利用金額合計」には加算されない。 |
nanacoクレジットチャージ | ||
ライフカードで販売しているJCBギフトカードの購入 | ||
ライフETCカードの利用 | 1,000円につき1ポイント (還元率:0.5%) |
ポイント交換特典の一部廃止と交換レートの改悪
ポイント交換特典のうち、10,000円以上の券種が廃止されたカードがあります。
<10,000円以上の券種が廃止になるカード>
- JCBギフトカード
- 図書カードNEXT
- QUOカード
- JTB旅行券
- Amazonギフト券
- Vプリカ
さらにVプリカの場合は、3,000円分と5,000円分の交換ポイント数の改悪、ANAマイレージクラブとGポイントの移行レートの改悪、家族間でポイント進呈できるポイントギフトの廃止など、改悪対象は多いです。
これらの改悪内容を変更前と変更後で比較してみます。
Vプリカ
Vプリカの交換は、3,000円分と5,000円分以外は、全て廃止になりました。さらに、残った3,000円分と5,000円分に対しても交換ポイントの改悪がおこなわれました。
Vプリカ | ||||
---|---|---|---|---|
金額 | 変更前 | 変更後 | ||
必要ポイント数 | 還元率 | 必要ポイント数 | 還元率 | |
3,000円分 | 590ポイント | 0.508% | 600ポイント | 0.50% |
5,000円分 | 980ポイント | 0.510% | 1,000ポイント | 0.50% |
10,000円分 | 1,780ポイント | 0.561% | 廃止 | |
20,000円分 | 3,550ポイント | 0.563% | 廃止 | |
50,000円分 | 8,700ポイント | 0.574% | 廃止 | |
100,000円分 | 14,800ポイント | 0.675% | 廃止 |
Amazonギフト券
Amazonギフト券もVプリカ同様に、等価レートの5,000円分以外は、全て廃止になりました。
Amazonギフト券 | ||||
---|---|---|---|---|
金額 | 変更前 | 変更後 | ||
必要ポイント数 | 還元率 | 必要ポイント数 | 還元率 | |
5,000円分 | 1,000ポイント | 0.50% | 1,000ポイント | 0.50% |
10,000円分 | 1,800ポイント | 0.555% | 廃止 | |
20,000円分 | 3,600ポイント | 0.555% | 廃止 | |
50,000円分 | 8,800ポイント | 0.568% | 廃止 | |
100,000円分 | 15,000ポイント | 0.666% | 廃止 |
その他の券種
JCBギフトカード・図書カードNEXT・QUOカード・JTB旅行券も、等価レートの5,000円分以外は、全て廃止になりました。
JCBギフトカード / 図書カードNEXT / QUOカード / JTB旅行券 | ||||
---|---|---|---|---|
金額 | 変更前 | 変更後 | ||
必要ポイント数 | 還元率 | 必要ポイント数 | 還元率 | |
5,000円分 | 1,000ポイント | 0.50% | 1,000ポイント | 0.50% |
10,000円分 | 1,800ポイント | 0.555% | 廃止 | |
50,000円分 | 8,800ポイント | 0.568% | 廃止 | |
100,000円分 | 15,000ポイント | 0.666% | 廃止 |
ANAマイレージクラブとGポイントの移行レートの変更
ANAマイレージクラブとGポイントの移行レートも改悪されました。
移行先 | サンクスポイント | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|---|
ANAマイレージクラブ | 300サンクスポイント | 900マイル | 750マイル |
Gポイント | 300サンクスポイント | 1500Gポイント | 1200Gポイント |
ポイントギフトの廃止
ポイントギフトは、家族間でポイントを分け合えるサービスです。このサービスを利用すれば、家族のポイントを一つに集約して、よりお得な還元率のギフトカードなどと交換することができました。
2017年7月1日以降は、ポイントギフトは廃止になります。
まとめ
今回の改悪で大きな影響をうけるのは、ライフカード最大の特徴である誕生月ポイントの改悪だと思います。
また、ライフカードをメインカードとして利用している人からすると、ライフETCカードのポイント付与廃止や、ステージ制プログラムの変更も影響をうけるでしょう。
ライフカードの変更点をまとめると次の通りです。
- ステージ制プログラムの変更(ロイヤルステージの新設と、プレミアステージへの昇格条件の改悪)
- 誕生月ポイントの倍率が5倍から3倍に
- クレジットチャージやライフETCカードがポイント付与対象外へ
- ポイント交換特典の一部廃止と交換レートの改悪
公式サイト ライフカード