ヤマダホールディングスの株主優待の内容・取得方法・使い方について解説します。
ヤマダホールディングスについて
株式会社ヤマダホールディングスは、2020年10月1日持株会社化に伴い、「株式会社ヤマダ電機」より商号変更した東証プライムに上場している企業で、グループ経営戦略の企画・立案及びグループ会社の経営管理・監督、グループ共通業務等を行っています。
1973年4月に「ヤマダ電化センター」として創業、その後1983年9月に「株式会社ヤマダ電機」として創立しました。本社は群馬県高崎市栄町1番1号にあります。
社名の由来は、創業者の山田昇からきています。
ヤマダ電機は主に「テックランド」と「LABI(ラビ)」という名称で店舗展開しています。
- テックランド:幹線道路など交通量が多い道路沿いに建てられた郊外型大規模店舗
- LABI:ターミナル駅など交通の便が良い場所にたてられた都市型大規模店舗
2017年7月1日には、九州地方を基盤とする「ベスト電器」を株式交換により完全子会社としました。ヤマダ電機グループの店舗数は12,000を超えています。中国などの海外にも店舗展開しており、今後の成長が期待されます。
公式サイト 株式会社ヤマダホールディングス
株主優待の取得方法(権利確定日・保有株式数)
ヤマダホールディングスの権利確定日は3月末と9月末です。
株主優待は、100株(1単元)以上の株式を保有する株主を対象に贈呈されます。
つまり3月末または9月末の権利付き最終日(=権利確定日の2営業日前)に現物株式を100株(1単元)以上保有していれば株主優待をゲットできます。
株主優待の内容
株主は年2回、保有株式数に応じて「株主様お買物優待券」がもらえます。
株主様お買物優待券
保有株式数によってもらえる金額(枚数)は次の通りです。
基準日 | 保有株式数 | 優待内容 |
---|---|---|
3月末 | 100株 以上 | 500円分 (500円券×1枚) |
500株 以上 | 2,000円分 (500円券×4枚) | |
1,000株 以上 | 5,000円分 (500円券×10枚) | |
10,000株 以上 | 25,000円分 (500円券×50枚) | |
9月末 | 100株 以上 | 1,000円分 (500円券×2枚) |
500株 以上 | 3,000円分 (500円券×6枚) | |
1,000株 以上 | 5,000円分 (500円券×10枚) | |
10,000株 以上 | 25,000円分 (500円券×50枚) |
3月末だと100株で500円分の買物券ですが、9月末であれば1,000円分の買物券がもらえます。同様に500株以上の場合も、9月の株主の方が1,000円分多く贈呈されます。
お買物優待券は、全国のヤマダ電機とベスト電器で使えます。また、テックランド及びLABIの業態店舗であれば、グループ会社のマツヤデンキと星電社でも利用できます。
ヤマダ電機(リングス店)、ベスト電器の一部店舗、ヤマダウェブコム、ヤマダモール、チラシ電話注文等の通信販売、修理代金、工事代金、部品代金、レストランフロア、テナント店舗、商品券などの金券、リサイクル料金、POSAカード(プリペイドカード)、たばこ、パソコンサポート代金、その他一部の商品
お買物優待券の使い方は以下の通りです。
- 1回の購入金額(1枚の伝票またはレシート)が、合計金額1,000円(税込)以上につき1,000円ごとに、1枚(500円)の優待券が利用可能
- 1回の買物での利用枚数は、最大54枚(500円×54枚=27,000円)
1,000円以上で1枚の利用なので株主優待の限界は54,000円の商品購入までです。
仮に54,000円の商品を購入すると仮定した場合、買い物優待券を54枚持っていれば一気に全枚数(27,000円分)を使うことができます。
併用可能なタカラレーベン不動産投資法人の株主優待券は以下の記事で解説しています。
お買物優待券の有効期限は、以下の通りです。
- 3月末の株主:同年12月31日まで
- 9月末の株主:翌年6月30日まで
いつ届く?実際に到着したのでレビュー
3月末に取得した権利確定日の株主優待券が届いたのが6月29日なので、株主優待の権利を取得してからおよそ3ヶ月で届いたということになります。
封筒を開封すると「株主様お買物優待券の封筒」が入っています。
さらに封筒を開封すると「ヤマダ電機とベスト電器それぞれの株主様お買物優待券使用可能店舗一覧表」と「株主様お買物優待券」が入っています。
株主様お買物優待券は500円単位になっており、裏面には利用にあたっての注意事項などが記載されています。
まとめ
ヤマダホールディングス(9831)の株主優待は、ヤマダ電機やベスト電器で利用できる買物優待券です。
1,000円ごとに1枚(500円)しか利用できないので最大50%OFFになります。ただし、家電は比較的高額なので大きな節約になります。株価もそれ程高くないので長期で保有するのもありだと思います。
株主優待は実質手数料だけでタダ取りが可能です。株主優待をタダ取りするならクロス取引(つなぎ売り)可能な証券会社の口座を開設する必要があります。株主優待のタダ取りができる証券会社は以下の通りです。
株主優待のタダ取り(クロス取引・つなぎ売り)の具体的な方法については以下の記事で解説しているので参考にしてください。