どうも甘パパです。
dポイントクラブが2018年5月にリニューアルされます。
今回のリニューアルで、遂に!遂に!ドコモの長期利用者が優遇されるようになります。一方でdカード契約者の特典が一部改悪されます。
私はドコモの長期利用者なので、今回のリニューアルは嬉しいです。
リニューアル内容を、新旧のdポイントクラブと比較しながら解説したいと思います。
dポイントクラブとは
dポイントクラブは、ドコモのケータイ回線を持っていない人でも入会できるポイントプログラムです。入会金や年会費は無料です。
感覚としては、「Tポイント」や「Pontaポイント」と同じです。
dポイントカード(モバイルdポイントカード)を対象店舗で提示すれば、dポイントが貯まります。貯まったdポイントは、対象店舗で1ポイント1円として利用できます。
dポイントクラブには、会員ステージがあります。
会員ステージは、6か月間のdポイント獲得数やドコモ回線継続利用期間、dカードの契約状況などによって決まります。
今回のリニューアルは、この会員ステージの部分に大きな変更がはいります。早速変更点を確認していきます。
従来のdポイントクラブとの比較・変更点
ステージの比較・変更点
従来のdポイントクラブ
ステージ | ||||
---|---|---|---|---|
レギュラー | ブロンズ | シルバー | ゴールド | |
ドコモ回線継続利用期間 | ー | 10年以上 | 15年以上 | ー |
dポイント獲得数(6ヶ月) | 600pt未満 | 600pt以上 | 3,000pt以上 | 10,000pt以上 |
dカードの保有状況 | ー | dカード契約 | ー | dカード GOLD契約 |
ステージは毎年1月と7月の年2回更新です。 各条件のステージ判定時期・期間は以下の通りです。 ・ドコモ回線継続利用期間:毎年11月末、5月末 ・dポイント獲得数(6ヶ月):毎年6~11月、12~5月 ・dカードの保有状況 :契約時/解約時に即時反映 |
上記の表で注目してほしいのは次の2点です。
- ドコモの長期利用者の限界はシルバーステージ
- dカード GOLDを契約するだけで誰でもゴールドステージ
dポイントクラブはドコモ回線を利用していなくても入会できます。つまりauユーザーやSoftBankユーザーでも「dカード GOLD」を契約すればゴールドステージになれました。
そのためドコモの長期利用者からすると不平不満があったと思います。おそらくこれらの不満はドコモ側も認識していたことだと思います。
次にリニューアル後のdポイントクラブを見てみましょう。
リニューアル後dポイントクラブ
ステージ | |||||
---|---|---|---|---|---|
1st | 2nd | 3rd | 4th | プラチナ | |
ドコモ回線継続利用期間 | 4年未満 | 4年以上 | 8年以上 | 10年以上 | 15年以上 |
dポイント獲得数(6か月) | 600pt未満 | 600pt以上 | 1,800pt以上 | 3,000pt以上 | 10,000pt以上 |
ステージは毎月更新されます。 各条件のステージ判定時期・期間は以下の通りです。 ・ドコモ回線継続利用期間:毎月末 ・dポイント獲得数(6ヶ月):当該月の前々月までの6か月間 |
まず大きな改善点は以下の3点です。
- ステージが4段階から5段階に
- dカードの保有状況がステージ判定条件から除外
- ステージの更新が年2回から毎月更新されるようになった
特に注目したいのがステージ判定条件から、dカードの保有状況が除外されたことです。今までは、dカードを保有しているだけで無条件でブロンズステージまたはゴールドステージにランクアップすることが可能でしたが、今後は不可になります。
また今までは毎年1月と7月の年2回しかステージは更新されませんでしたが、リニューアル後のdポイントクラブでは毎月更新されるようになります。条件を満たせば従来よりも早いタイミングでランクアップ可能です。
しかも従来は、ドコモ回線継続利用期間が最低でも10年以上でしたが4年以上と8年以上が新設されています。そしてドコモ回線継続利用期間が15年以上であれば、永久的に最高ランクのプラチナステージを維持できます。完全に長期利用者の優遇制度になりました。
個人的には、これが本来あるべき姿なのではないかと思います。
ということで、新旧の比較をまとめると以下のようになります。
【現】(~2018年4月) | 【新】(2018年5月~) | |
---|---|---|
入会条件 | 個人であれば誰でもOK(ドコモ回線を持ってなくても入会可能) | |
会員ステージ数 | 4段階 | 5段階 |
ステージ | レギュラーステージ ブロンズステージ シルバーステージ ゴールドステージ | 1stステージ 2ndステージ 3rdステージ 4thステージ プラチナステージ |
ステージ判定 | 1. 6か月間のdポイント獲得数 2. ドコモ回線継続利用期間 3. dカード/dカード GOLD契約 | 1. 6か月間のdポイント獲得数 2. ドコモ回線継続利用期間 |
ステージ判定時期・期間 | 上記1:毎年6-11月、12-5月 上記2:毎年11月末、5月末 上記3:契約時/解約時に即時反映 | 上記1:当該月の前々月までの6か月間 上記2:毎月末 |
ステージ更新時期 | 毎年1月、7月 | 毎月 |
ステージ優待特典の比較・変更点
優待特典での大きな変更点はdポイントの進呈とクーポンです。
dポイントの進呈
従来のdポイントクラブ(dポイントの進呈)
ステージ | ||||
---|---|---|---|---|
レギュラー | ブロンズ | シルバー | ゴールド | |
ドコモのケータイ及び ドコモ光に対する進呈ポイント | 1,000円につき10ポイント | 1,000円につき 100ポイント |
通常dポイントの還元率は1.0%(100円につき1ポイント)です。
ただし、ゴールドステージであればドコモのケータイ及びドコモ光の利用分に限り通常の10倍のポイントを付与してもらえていました。
リニューアル後のdポイントクラブ(dポイントの進呈)
ステージ | |||||
---|---|---|---|---|---|
1st | 2nd | 3rd | 4th | プラチナ | |
ドコモのケータイ及び ドコモ光に対する進呈ポイント | 1,000円につき10ポイント |
リニューアル後は、1stステージであろうが、プラチナステージであろうが1,000円につき10ポイントの進呈です。ポイント還元率は1.0%です。この部分については優遇が一切なくなってしまったのでdポイントクラブとしては改悪ですね。
ただし、毎月のドコモのケータイ及びドコモ光の利用料金1,000円につき100ポイントのdポイントを進呈する特典については、引き続き「dカード GOLD会員特典」としてdカード GOLD会員には提供されます。
クーポン
今までステージに応じて提供されていたクーポンは引き続き提供されます。
従来のdポイントクラブ(クーポン)
ステージ | ||||
---|---|---|---|---|
レギュラー | ブロンズ | シルバー | ゴールド | |
dポイントクラブクーポン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
スペシャルクーポン | ー | 〇 | 〇 | 〇 |
プレミアムクーポン | ー | ー | 〇 | 〇 |
dポイントクラブクーポンとスペシャルクーポンは一般的なクーポンです。店員さんに画面を提示したりするアレです。割引率が高いクーポンや商品券などは、事前申し込みが必要なものもあります。事前申し込みしたものは後日郵送で届きます。
プレミアムクーポンは、名称にクーポンとついていますが一般的なクーポンとは違います。クーポンというよりは豪華商品の抽選に参加できる権利です。
例えば以下のような商品に応募できます。
特に貴重なのがUSJのドコモラウンジです。おそらく個人が利用するにはプレミアムクーポンでしか利用する方法はありません。
他にもディズニーやUSJのチケット、JALのサクララウンジ利用権などがあります。ちなみにコンビニの商品など豪華でないものもあります。
実際のプレミアムクーポンの内容や当選履歴については以下の記事を参考にしてください。
リニューアル後のdポイントクラブ(クーポン)
ステージ | |||||
---|---|---|---|---|---|
1st | 2nd | 3rd | 4th | プラチナ | |
dポイントクラブクーポン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
スペシャルクーポン | ー | ー | ー | 〇 | 〇 |
プラチナクーポン | ー | ー | ー | ー | 〇 |
リニューアル後のdポイントクラブでは、プレミアムクーポンはなくなります。その代わりにプラチナクーポンが新設されます。
プラチナクーポンは、プラチナステージの人しか利用できないため各種優待クーポンの当選確率が一気にアップしそうな予感がします。
また従来のスペシャルクーポンは、条件が緩かったので多くの人が利用できていましたが、今後は4thステージ以上でなければ利用できないので、価値が一気に上がります。
ずっとドコモ割プラス
長期契約者向け割引の「ずっとドコモ割」を更に充実させたのが「ずっとドコモ割プラス」です。リニューアル後からdポイントクラブの特典として追加されます。
「ずっとドコモ割プラス」では、従来から実施しているパケットパックの料金割引か、dポイント進呈のいずれかを選べるようになります。
普通に考えればパケットパックの料金割引の方がお得ですが、dポイント進呈を選ぶと料金割引の1.2倍の額が適用となり、最大で月額3,000ポイントの「dポイント(期間・用途限定)」がもらえます。
まとめ
ようやくdポイントクラブがドコモの長期利用者を優遇するようにリニューアルされます。これでドコモの長期利用者の不平不満も少しは減るのではないでしょうか。
一方でdカード契約者にとっては、今回のリニューアルは大きな改悪でした。
ドコモ回線契約者で、dカード GOLD契約者であれば「毎月のドコモのケータイ及びドコモ光の利用料金1,000円につき100ポイントのdポイントを進呈する特典」は受けられるので年会費分はポイントで回収できるので保有メリットはあります。
私も今までのdポイントクラブに対して少し不満はありましたが、今回のリニューアルでプラチナステージが永久に確定していますので不満は一切なくなりました。
ドコモには今後も長期利用者を優遇する姿勢を大事にしてほしいと思います。