nanacoは、税金や公共料金などを支払える便利な電子マネーです。節約家の人達は、当たり前のように利用している決済手段です。
nanacoで5万円を超える金額を支払うには、事前準備が必要不可欠です。10万円を超える金額を支払うには、5万円を超える金額を支払う場合よりも、さらに事前の準備が大事になります。
実際に事前準備も含めて、nanacoで5万円・10万円以上支払う方法について解説していきたいと思います。
目次
nanacoのチャージ方法について
nanacoにチャージする方法は、全部で4つあります。
- 現金でチャージ
- クレジットカードからチャージ
- nanacoギフトからチャージ
- nanacoポイントを電子マネーに交換
現金でチャージ
現金でチャージする方法は全部で3種類あります。
- お店のレジ
- セブン銀行ATM
- nanacoチャージ機
お店のレジ
お店のレジで店員さんに「nanacoにxxxx円(例:3,000円)チャージしてください」と伝えて、料金を支払います。その後、「nanacoカード」もしくは「nanacoモバイル」をレジにかざすだけでチャージできます。
チャージ可能な店舗
百貨店・コンビニ・スーパー | ||
---|---|---|
セブンイレブン | イトーヨーカドー | 西武・そごう |
ヨークマート | ヨークベニマル | ザ・プライス |
デリシア | アップルランド | マツヤ |
ユーパレット | ||
グルメ・飲食 | ||
デニーズ | ファミール | 芝のらーめん屋さん |
生活・暮らし | ||
アカチャンホンポ | セブン美のガーデン | ビックカメラ |
コジマ | ソフマップ | |
ガソリンスタンド | ||
エッソ | モービル | ゼネラル |
セブン銀行ATM
セブン銀行ATMで次の操作をするだけでチャージできます。
- ATM画面右下の「nanaco」ボタンを押す
- ATM画面に従い操作し、チャージ金額を払う
セブン銀行ATMは、主にセブン&アイグループの店舗を中心に、一部の空港・駅・SA/PA・金融機関に設置されています。
nanacoチャージ機
nanacoチャージ機とは、名前の通りnanaco専用のチャージ機です。画面に従って操作すれば簡単にチャージすることができます。
nanacoチャージ機は、イトーヨーカドーやアリオ、ダイイチなどに設置されています。
クレジットカードからチャージ
nanacoをよりお得に利用するには、クレジットカードからのチャージはかかせません。チャージでポイントが付与されるクレジットカードを選べば、ポイントの二重取りが可能です。
クレジットチャージでポイントが貯まるカードには次のようなカードがありました。
- 楽天カード(還元率1.0%)※2017年11月利用分より廃止
- Yahoo!JAPANカード(還元率0.5%)※2020年2月1日より廃止
- リクルートカード(還元率1.2%)※2020年3月12日より廃止
- セブンカード・プラス(還元率0.5%)
各クレジットカードで改悪が続き現在では、クレジットカードチャージに対応しているのは、セブンカード・プラスのみになっています。
クレジットチャージする場合は、クレジットカードの事前登録が必要になります。
nanacoカードは入会から10日後、nanacoモバイルは新規入会または機種変更から4日後のAM6:00以降でなければ、事前登録できないので注意が必要です。
事前登録が完了すると、さらに1日(24時間)待つ必要があります。その後、クレジットチャージを利用することができます。
種類 | クレジットチャージが使えるまでの最短日数 |
---|---|
nanacoカード | 10日 + 1日 = 11日後 |
nanacoモバイル | 4日 + 1日 = 5日後 |
nanacoギフトからチャージ
nanacoギフトからチャージする方法については、以下の記事で解説しています。
nanacoに5万円・10万円以上をチャージする方法
nanacoで税金などを支払う場合、nanacoポイントは付与されません。
ポイント対象外商品
セブンネットショッピング以外のインターネットショッピング・公共料金の代理受領、切手、はがき、印紙、年賀状、クオカード、テレホンカード、ビール券・酒クーポン券、アイチューンズカード、プリペイド携帯カード、タバコ、映画券・前売り券、地域指定ゴミ袋、ゴミ処理券、スキーリフト券など
そこで登場するのがクレジットチャージです。クレジットチャージしたnanacoで支払えば、nanacoポイントは貯まりませんが、クレジットカードのポイントを貯めることができます。
まずは、クレジットチャージの簡単な制限について確認しておきます。
クレジットカードでチャージができる金額 | |
---|---|
チャージ上限額 | 50,000円 |
1回のチャージ可能額 | 5,000円以上1,000円単位で 30,000円まで |
クレジットチャージの利用制限 | |
---|---|
利用金額 | 1ヵ月 20万円まで |
利用回数 | 1ヵ月 10回 / 1日 1回まで |
※1ヵ月とは、月初(1日)~月末(各月末日)まで。1日とは、0:00AM~23:59PMです。
クレジットチャージの利用回数上限が以下の通り改悪されました。
・月15回 /1日3回 → 月10回 /1日1回
ポイントになるのは次の3点です。
- チャージ上限は50,000円まで
- 1回のチャージ可能額は30,000円
- チャージ利用回数は1日1回まで
それでは早速、実際のチャージ手順を解説していきたいと思います。
5万円以上の金額をチャージする方法
nanacoには、買い物に即利用できる「マネー」と、一時的にセンター預かりになっている「センターお預かり分」という2つの仕組みがあります。
クレジットチャージは、すべて「センターお預かり分」になります。ただし、アプリ(nanacoモバイル)からクレジットチャージした場合に限り、マネーに即反映されます。
センターお預かり分をnanacoのマネーに反映するには、セブンイレブンなど所定の場所で残高確認をおこなう必要があります。
10万円のチャージ方法
10万円のチャージは、1日でチャージできないため、4日に渡ってチャージをする必要があります。
- 【1日目】30,000円をクレジットチャージする(センターお預かり分)
- 【2日目】20,000円をクレジットチャージする(センターお預かり分)
- 【2日目】セブンイレブンなどで残高確認をおこなう(センターお預かり分をマネーに反映)
- 【3日目】30,000円をクレジットチャージする(センターお預かり分)
- 【4日目】20,000円をクレジットチャージする(センターお預かり分)
- 【4日目】セブンイレブンなどで残高確認をおこなう(センターお預かり分をマネーに反映)
nanacoモバイルで10万円支払った手順を画像付きで解説
私が実際にnanacoモバイルで10万円支払った手順を画像付きで説明します。前提として、クレジットカードの事前登録完了から24時間経過していることとします。
1.クレジットチャージメニューを選択します。
2.29,000円をチャージ金額に指定して、「次へボタン」を押します。(2017年6月22日のVer3.0Aより1回のチャージ可能な最大金額が29,000円から30,000円になりました。 )
3.チャージ金額とチャージ後のマネー残高を確認してチャージボタンを押します。
4.マネー残高に金額が反映されていることを確認します。
5.【2日目】同じ手順でクレジットチャージを行います(チャージ金額は21,000円を設定)
6.チャージ金額とチャージ後のマネー残高を確認してチャージボタンを押します。
7.マネー残高が50,000円になっていることを確認できます。
次に、センターお預かり分にチャージしていきます。
8.【3日目】クレジットチャージを選択します。
9.サポートメニューを選択します。
10.nanaco番号とパスワードを入力してログインします。
11.nanacoクレジットチャージ申込みボタンを押します。
12.金額に29,000円を選択して、パスワードを入力。その後、次へボタンを押す(2017年6月22日より1回のチャージ可能な最大金額が29,000円から30,000円になりました。 )
13.金額を確認したら、申込みボタンを押す。
14.センターお預かり分に反映されました。
15.【4日目】金額に21,000円を選択して、パスワードを入力。その後、次へボタンを押す。
16.金額を確認したら、申込みボタンを押す。
17.センターお預かり分に反映されました。
nanacoで5万円・10万円以上を支払う方法
1枚の nanaco に10万円チャージできることが分かったところで、実際の支払い方法について解説したいと思います。
nanacoで5万円以下の金額を支払う方法
5万円以下の金額を支払う場合は、特に難しい手順は必要ありません。
マネー残高に50,000円チャージしてあれば、店員さんに「nanacoで支払います」と伝えて、レジにnanacoをかざすだけです。
nanacoで5万円を超える金額を支払う方法
5万円を超える金額をnanacoで支払う場合は、少しだけ手順が変わってきます。
10万円以下の金額を支払う方法
10万円以下であれば、基本的には1枚のnanacoで支払い可能です。
手順は以下の通りです。
- 10万円(マネー残高50,000円、センターお預かり分50,000円)チャージしたnanacoを用意します。※4日にわたって準備する必要があります
- セブンイレブンで払込票を店員さんに渡して、nanacoで支払うことを伝えます。
- 1回目 nanacoをレジにかざすとマネー50,000円が支払われます。
- 店員さんに「残高確認してください」と伝えます(残高確認することにより、センターお預かり分がマネーに反映されます)
- 2回目 nanacoをレジにかざすとセンターお預かり分から移動した50,000円のマネーから1回目で支払いきれなかった残金が差し引かれます。
1枚のnanacoで支払うのであれば、上記の手順で問題なく支払えます。
実際に私が1枚のnanacoで10万円支払ったレシートには、nanacoで2回支払ったことが分かるようになっていました。
nanacoの支払い上限25万円を支払う方法
nanacoで支払い可能な上限は25万円までです。クレジットチャージで25万円を支払うとなると1枚のnanacoでは無理です。
ただしクレジットチャージ以外の方法を利用すれば1枚のnanacoで支払い可能です。
クレジットチャージで25万円を支払うのにもっともシンプルな方法は、nanacoカードを5枚使う方法です。1回の支払いに利用できるnanacoカードは5枚までです。
nanacoカードを5枚そろえるとなると、カードの発行料だけで1,500円(300円×5枚)もかかります。あらかじめ高額の支払いをする予定がある場合は、事前にnanacoカードを準備しておきましょう。
nanacoカードを無料で発行する方法は、以下の記事にまとめています。
nanacoカードを5枚使う方法
- 5万円チャージした nanacoカードを5枚用意する(マネーに反映させておく)
- セブンイレブンで払込票を店員さんに渡して、nanacoで支払うことを伝えます
- 1回目 nanacoカード1枚目をレジにかざす(支払計50,000円)
- 2回目 nanacoカード2枚目をレジにかざす(支払計100,000円)
- 3回目 nanacoカード3枚目をレジにかざす(支払計150,000円)
- 4回目 nanacoカード4枚目をレジにかざす(支払計200,000円)
- 5回目 nanacoカード5枚目をレジにかざす(支払計250,000円)
nanacoカードを5枚使えば、店員さんに「残高確認してください」と伝える必要がなく比較的ラクに支払うことができます。デメリットは、クレジットカードが5枚必要になるということです。
nanacoカード1枚につき1枚のクレジットカードしか紐づけることができません。また既にnanacoに登録済みのクレジットカードは、他のnanacoに紐づけするこはできません。
ただし裏技として、以下の手順を繰り返せば、1枚のクレジットカードで複数のnanacoにクレジットチャージすることが可能です。(24時間待つのが面倒ですが…)
- 1枚目のnanacoカードにクレジットチャージ
- 1枚目のnanacoカードとクレジットカードの紐づけを解約
- 24時間経過するのを待つ
- 2枚目のnanacoカードにクレジットチャージ…
- 2枚目のnanacoカードとクレジットカードの紐づけを解約
- 24時間経過するのを待つ
- 以降3枚目、4枚目、5枚目も同様
もう一つの方法は、nanacoカードを3枚使う方法です。
nanacoカードを3枚使う方法
- 10万円チャージした nanacoカード2枚と、5万円チャージした nanacoカード1枚を用意する
- セブンイレブンで払込票を店員さんに渡して、nanacoで支払うことを伝えます
- 1回目 nanacoカード1枚目をレジにかざす(支払計50,000円)
- 店員さんに「残高確認してください」と伝えます
- 2回目 nanacoカード1枚目をレジにかざす(支払計100,000円)
- 3回目 nanacoカード2枚目をレジにかざす(支払計150,000円)
- 店員さんに「残高確認してください」と伝えます
- 4回目 nanacoカード2枚目をレジにかざす(支払計200,000円)
- 5回目 nanacoカード3枚目をレジにかざす(支払計250,000円)
その他の方法
その他の方法に、払込票を分割するなどがあります。税金であれば払込票を分割してくれる地方自治体もあるので、管轄の役所にお願いしてみるのも一つの方法です。ただし、これは受け付けてくれない場合もあります。
そもそも、コンビニで支払えるのは30万円までの払込票のみです。30万円を超える払込票をnanacoで支払いたい場合は、払込票の分割しか方法はありません。(30万円を超えると金融機関でしか支払えません。)
まとめ
クレジットチャージしたnanacoを利用することで本来ポイント付与対象外の支払いに対してもクレジットカードのポイントが貯まっていくのは、結果的に節約になります。
特に税金関係は高額である場合が多いので、その分ポイントも貯まりやすいです。セブンカード・プラスの還元率は0.5%還元なので、1万円で50円、10万円なら500円、100万円なら5,000円の還元です。
税金の支払いは、できる限りクレジットチャージしたnanacoで支払いましょう!間違いなくお得です。
公式サイト セブンカード・プラス
コメント
クレジットチャージの限度額が1日で8万円と書かれていますが、9万円ではないでしょうか。
3万円チャージ→残高照会→3万円チャージ→残高照会→3万円チャージ
とすれば9万円チャージできると思います。
らすかる様
コメントありがとうございます!
ご指摘の件ですが、おっしゃる通りです。
確かに残高照会を2回行えば、9万円チャージできますね。
記事を修正させていただきます。
とても参考になりました!ありがとうございました♪
はっしー様
ご参考にしていただきありがとうございました。
お役に立てて何よりです。
今後とも当サイトをよろしくお願いいたします。
チャージの上限変わってるとおもうので修正したほうがよいかと思います!
さくらど様
ご指摘ありがとうございます。
修正いたしました。
今後とも当サイトをよろしくお願いいたします。
今は、1日3万までで、1日に1回しかチャージできません。かなり改悪されてしまっています。。。
さく様
情報提供ありがとうございます。
修正いたしました。
今後とも当サイトをよろしくお願いいたします。
nanacoで多額の税金を払う場合、もう一つの裏技があります。 それは収税の役所に電話を掛けて、税金そのものを分納したい旨を連絡すればいいだけです。 相手が納得出来る理由であれば、OKされます。 私は過去現在3回程実行した経験があります。 これで1回の課税支払を10万円以下にしました。 こうすれば、1枚のnanacoカードで事足れりです。 延滞料金を取られる事もありません。ご参考になれば幸いです。
hamer様
情報提供ありがとうございます!
私も最近は「分納+nanaco払い」を使って支払っていました。
ご教授いただきありがとうございます。
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。