息子の「緑の野菜嫌い」をきっかけに購入したホームベーカリーでしたが、1年以上たった今でも朝食用のパン焼き要因としてすっかり定着しています。
私が焼くのはほとんどが野菜パンです。他はレーズンやベリー、ナッツ類のパンが多いですね。そして食パン以外の成形パンとか凝ったことは面倒なので一切していません。
今回は普段よく作っているパンのレシピを少しご紹介したいと思います。パン作りのネタで悩んでいる人などの参考になればと思います。
目次
我が家で使用しているホームベーカリーの機種
我が家の使用機種はパナソニックSD-BMT-1001です。
4ヵ月ほど前に新機種も出ましたが、マニュアル設定ができるようになったものやメニュー数がちょびっと増えたものとか、ほとんど変わらないので特に買い換える予定はまだないです。
というか、マニュアル設定なんてしたいと思ったことないんで使いこなせる自信がないです。
SD-BMT-1001についての詳細はこちらの記事にまとめています。
食パンを焼く時の設定
私は普通の食パンの場合はどんな具材を入れてもすべてメニュー番号1の「パン・ド・ミ」で焼いています。
そして、この機種についている「粗混ぜ機能」を多用します。
これを使うとチーズやさつまいも、ベーコンなど普通に混ぜると潰れてしまう・原型が残らない具材の形が残りやすいからです!
粗混ぜ設定しないと、クルミですら小さくなってることがありますから…ホームベーカリーの混ぜる力って想像以上でした。
なので、この機能がないホームベーカリーで作ると出来上がりはちょっと違うかもしれないです。
我が家でよく作るパンのレシピ
以下のレシピ全てに共通して言えることですが、塩と砂糖は分量通りの時もあれば、ちょっと少なめに作ったりもします(塩3.5gとか砂糖14gとか)。ただ砂糖は減らしすぎると膨らみが悪くなるのでほどほどに!
バター15gは、バターが高いので節約のためにバター10g+オリーブオイル5gにすることが多いですが全く問題なく焼けます!
※出来上がりのパンの太さが違うのは、切る向きの差です。見た目の細さ太さが違っても体積は全てほぼ同じものです。
ほうれん草・小松菜の食パンレシピ
ほうれん草または小松菜、どちらでもレシピは同じです。2種類ミックスしてもOKです。
ほうれん草・小松菜の食パンの材料
強力粉 | 250g |
バター | 15g |
砂糖 | 17g |
スキムミルク | 6g |
ほうれん草または小松菜 | 100g |
水 | 110g |
◎ドライイースト | 1.4g |
・ほうれん草や小松菜を茹でて水けを切って冷ましておきます。
・◎ドライイーストは所定の場所にセットし、ほうれん草(小松菜)含むすべての材料をパンケースに投入して焼くだけです。
パナソニックの公式説明書にある野菜の分量目安は50gですが、100g入れても全然焼けます。
ほうれん草や小松菜は茹でて5cmくらいに切るか、冷凍のものをレンジ解凍して冷ましたものを使っています。
公式レシピだとこれをさらに「みじん切りに」とあるのですが、面倒なのでやったことありません…今の所ちゃんときれいに焼けています(^_^;)
ほうれん草の食パンはすごく緑色になりますが、味にクセはなく食べやすいです。小松菜の食パンはちょっと小松菜の味が分かります。
ミックスベジタブルの食パンレシピ
ミックスベジタブルの食パンの材料
強力粉 | 250g |
バター | 15g |
塩 | 5g |
砂糖 | 17g |
スキムミルク | 6g |
水 | 180g |
★後入れ(設定:粗混ぜ) ミックスベジタブル | 80g |
◎ドライイースト | 1.4g |
・ミックスベジタブルはレンジで解凍・加熱する、もしくは茹でて水気を切っておきます。
・◎ドライイーストは所定の場所へセット。
・★以外の材料を全部投入してスタートする。
・具材投入のタイマーが鳴ったら★ミックスベジタブルを入れる。
野菜の形を残したければ、後入れして下さい。最初から野菜も入れて焼いたことがあるのですが、具材の形はほぼ皆無でした(※最初から具材を入れる場合、水は125gにします)。
味はコーンや人参、玉ねぎのおかげで甘め。特に我が家で使うのが玉ねぎ入りのミックスベジタブルというのも要因の一つだと思います。
使用している玉ねぎ入りのミックスベジタブルはこちら
ブロッコリーの食パンレシピ
ブロッコリー食パンのレシピ
強力粉 | 250g |
バター | 15g |
塩 | 5g |
砂糖 | 17g |
スキムミルク | 6g |
ブロッコリー | 80g |
水 | 125g |
◎ドライイースト | 1.4g |
・ブロッコリーは茹でて水を切り冷ましておきます(特に小さく切ったりもしていません)。
・◎ドライイーストは所定の場所へセットし、その他の材料は全てパンケースに投入してスタート!
ブロッコリーは、ほかの野菜に比べてなんだかいつも膨らみが弱く感じるので、ほうれん草などのように100gは入れないようにしています。
ほうれん草のように、主張激しそう…って思っていたブロッコリーのパンですが、見た目は全然緑色になりません。よく見ると小さな緑のツブが見える程度。味も野菜っぽい味も特に感じません。
にんじん食パン
にんじん食パンの材料
強力粉 | 250g |
バター | 15g |
塩 | 5g |
砂糖 | 17g |
スキムミルク | 6g |
人参(すりおろし) | 90g |
水 | 100g |
◎ドライイースト | 1.4g |
・全ての材料をパンケースに投入
・◎ドライイーストは所定の位置にセットしてスタート。
にんじんのすりおろしは具材ではなく全て水分とカウントしているので、人参と水を足して190gになるように計算しています。
小松菜入り緑茶食パンレシピ
小松菜入り抹茶食パンの材料
強力粉 | 247g |
バター | 15g |
塩 | 5g |
砂糖 | 17g |
スキムミルク | 6g |
粉末緑茶 | 3g |
小松菜 | 50g |
水 | 150g |
◎ドライイースト | 1.5g |
・小松菜は茹でて水けをきり冷ましておく。
・◎ドライイーストは所定の位置にセット。
・その他の材料は全てパンケースに投入してスタート。
小松菜も緑茶も、どちらも若干風味が残る材料同士の組み合わせなので、ちょっと大人向けかな?と思ったら息子(2歳)も普通に食べました。
お茶の香りと、両方の苦味をかすかに感じる味で、チーズトーストよりも茹であずきを乗せて食べるのが相性良かったです。
オリーブ・チーズ・ベーコンの食パン
オリーブ・チーズ・ベーコン食パンの材料
強力粉 | 250g |
バター | 15g |
塩 | 5g |
砂糖 | 17g |
スキムミルク | 6g |
水 | 190g |
★後入れ(粗混ぜ) | 合わせて 約100g |
◎ドライイースト | 1.4g |
・ブラックオリーブとベーコンを小さく刻んでおく。
・チーズはシュレッドチーズなら下準備は何もしないし、プロセスチーズであまりに大きければ適当に割ったり小さくしておく。
・◎ドライイーストは所定の位置にセット。
・★以外の材料を全部投入して、材料投入「あり♪」と「粗混ぜ」設定してスタート。
・具材投入のタイマーが鳴ったら★を投入します。
粗混ぜ設定しないと具材が細かくなりすぎて形がなくなっちゃうので注意です。
写真のパンはキャンディチーズを3つ、4つくらいに割ったものを使っています。
シュレッドチーズを使うとチーズは溶けて姿は消えてしまいますが、6Pチーズやキャンディチーズのようなプロセスチーズを使うと焼き上がりにチーズが残りやすいです(残らないものもあります)。
姿が消えてもチーズの味や香りはあるのでどんなチーズを使うかはお好みで。
ドライフルーツ・くるみ入り食パン
ドライフルーツ・くるみ入り食パンの材料
強力粉 | 250g |
バター | 15g |
塩 | 5g |
砂糖 | 17g |
スキムミルク | 6g |
水 | 190g |
★後入れ(粗混ぜ) | 合わせて 約120g |
◎ドライイースト | 1.4g |
・★以外の材料をすべてパンケースへ入れる。
・◎ドライイーストは所定の位置にセット。
・タイマーが鳴ったら★を投入します。
レシピは粗混ぜしていますが、ナッツやドライフルーツは普通混ぜしても形は残るのでどちらでも大丈夫です。ドライフルーツをたくさん入れる時は、甘くなりすぎるのが嫌なので砂糖を控えめにして私は焼いています。
黒豆と緑茶の食パン
黒豆と緑茶食パンの材料
強力粉 | 250g |
バター | 15g |
塩 | 5g |
砂糖 | 17g |
スキムミルク | 6g |
水 | 190g |
粉末緑茶 | 3g |
★後入れ(粗混ぜ) | 約50g |
◎ドライイースト | 1.4g |
・★以外の材料をすべてパンケースへ入れる。
・◎ドライイーストは所定の位置にセット。
・タイマーが鳴ったら★を投入します。
黒豆はレトルトパウチのものを使用しました。粗混ぜ設定しないと具材細かくなりすぎるので注意。
黒ごまマーブル食パン
黒ごまマーブル食パンの材料
強力粉 | 250g |
バター | 10g |
塩 | 5g |
砂糖 | 21g |
スキムミルク | 6g |
水 | 180g |
★後入れ(粗混ぜ) | 約10g |
◎ドライイースト | 2.8g |
・★以外の材料をすべてパンケースへ入れる。
・◎ドライイーストは所定の位置にセット。
・タイマーが鳴ったら★を投入します。
この機種に搭載されているマーブルパンコースを使いました。この他インスタントコーヒーや抹茶、ココア、チョコレートなどを使ってきれいなマーブルパンが焼けるので、このコースは結構好きで使っています。
おわりに
今回はよく作るパンや野菜のパンレシピを中心にご紹介しました。
朝忙しくてパンだけになるような日でも、野菜入りのパンを焼いておくと、市販の真っ白のパンを食べることに比べると罪悪感がやや軽減します(笑)
ミニトマトと牛乳足せばもう完璧じゃない?みたいな(いや多分ちがう)。
総菜パンではなく、食パンで野菜の入ったものってそう見つからないので、そういうのを探している人はホームベーカリーおすすめです。あとは我が家のようにパンが好きな小さい子供がいるご家庭にも。うちは離乳食の時からずっと大食いで、パンばかり食べる時期があってこの時には本当に助かりましたね。真っ白なパンだけ食べるよりはマシ…でした。
色んな種類のパンが焼けますが、特別知識も必要ないです。実際、私も1年以上たってもパン作りの細かい知識は素人同然。レシピも色んな種類がありますがほとんど分量同じような感じで焼けます。
極論、説明書見ながら水分量の計算(電卓)さえできればOKです
自分で焼く、というとハードル高そうですが、ホームベーカリーはむしろ素人のための便利家電です!
もっとレシピを知りたい人は、料理研究家の浜内千波(はまうちちなみ)さんが書かれた以下のレシピ本を一読すると、さらに知識が深まると思います。