ディズニーホテルは、予約難易度が高く宿泊料金も高いので、いつかは泊まってみたいという憧れを持っている人も少なくありません。ホテルを選ばなければバリュータイプの「東京ディズニーセレブレーションホテル」などは安く泊まれます。
モデレートタイプの「東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル」も料金的には安い部類に入りますが、予約難易度が高いので気軽には宿泊できません。
一方でオフィシャルホテルは、予約難易度は高くないものの料金は決して安くはありません。
この記事では、少しでもお得にディズニーホテルまたは東京ディズニー・オフィシャルホテルに宿泊できる方法(クレジットカード)を紹介しています。
目次
JCBザ・クラス
カード名 | JCBザ・クラス |
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年会費 | 55,000円(税込) |
お得に泊まれるホテル | ディズニーホテル |
JCBのブラックカード「JCBザ・クラス」の特典の一つに「ディズニーホテル スイートルームご優待プラン」があり、以下のスイートルームに割引価格で宿泊できます。
- ディズニーアンバサダーホテル
- ミッキーズ・ペントハウス・スイート:20%優待
- ミッキーズ・プレミア・スイート:20%優待
- ファンタジア・スイート:20%優待
- 東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ
- イル・マニーフィコ・スイート:10%優待
- ミラコスタ・スイート:10%優待
- 東京ディズニーランドホテル
- ウォルト・ディズニー・スイート:10%優待
- ディズニー・マジックキングダム・スイート:10%優待
各ホテルのトップスイートの料金から割引率10%~20%が適用されると、料金的には50,000円~60,000円安く泊まれるので本特典を1回使うだけでJCBザ・クラスの年会費55,000円をペイできる破壊力があります。
JCBザ・クラスは、完全招待制のためインビテーションが届いた人しか入会できないため、カード発行難易度は高めです。招待条件は非公開ですが過去の招待者の状況などからある程度の条件は分かるようになってきました。
JCBザ・クラスのインビテーション条件については以下の記事で私が招待された時の実体験をもとに詳細に解説していますので、興味がある方はぜひ参考にしてください。
ディズニー★JCBカード
カード名 | ディズニー★JCBカード |
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年会費 | 一般カード:2,200円(税込)※初年度無料 ゴールドカード:14,300円(税込) |
お得に泊まれるホテル | ディズニーホテル |
ディズニー★JCBカードは、カードデザインが豊富なクレジットカードです。毎年期間限定デザインのカードも登場し、1,100円(税込)の発行手数料でカードデザインを変更できます。
ディズニー★JCBカードでは、定期的にディズニーホテルにお得に宿泊できるキャンペーンを実施しています。過去の傾向としては、以下の客室に10%割引で宿泊できる場合が多いです。
- ディズニーアンバサダーホテル
- スタンダードフロア スーペリアルーム
- 東京ディズニーセレブレーションホテル
- ウィッシュ スタンダードルーム
- ディスカバー スタンダードルーム
ファンダフル・ディズニー
カード名 | ファンダフル・ディズニー |
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年会費 | 5,940円(税込) |
お得に泊まれるホテル | ディズニーホテル |
クレジットカードではないのですが、東京ディズニーリゾートには、ファンダフル・ディズニーと呼ばれる唯一のオフィシャルパークファンクラブがあります。
ファンダフル・ディズニーのファンダフルは「Fun(楽しい)+Wonderful(素晴らしい)
」の言葉を組み合わせた造語です。
ホテルの割引としては、ディズニー★JCBカードと同じで定期的にディズニーホテルにお得に宿泊できるキャンペーンを実施しています。過去の傾向としては、以下の客室に10%割引で宿泊できる場合が多いです。
- ディズニーアンバサダーホテル
- スタンダードフロア スーペリアルーム
- 東京ディズニーセレブレーションホテル
- ウィッシュ スタンダードルーム
- ディスカバー スタンダードルーム
唯一のオフィシャルパークファンクラブだけあって、特典内容はディズニー★JCBカードよりも充実しています。特にチケット(パスポート)を大人1枚1,000円割引で購入できる特典は最強です。除外日はあるもののメンバーだけでなく家族・友人の分も購入OKなので年会費の回収は容易です。
ファンダフル・ディズニーについては、以下の記事で詳細に解説しています。
ヒルトン・オナーズ アメックス・カード
カード名 | ヒルトンアメックスカード ヒルトンアメックスプレミアムカード |
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年会費 | ヒルトンアメックス:16,500円(税込) ヒルトンアメックスプレミアム:66,600円(税込) |
お得に泊まれるホテル | ヒルトン東京ベイ(オフィシャルホテル) |
ヒルトンアメックスカード(プレミアム含む)は、保有しているだけでヒルトン・オナーズのゴールド会員になれます。
ヒルトン・オナーズの特典については以下の記事で詳細に解説しています。
通常ヒルトン・オナーズのゴールド会員になるには年間40泊(20滞在)必要です。
ゴールド会員の主な特典は以下の通りです。
- 部屋のアップグレード(空室状況による)
- 朝食無料サービス(同室の宿泊者1名も無料)
ヒルトン東京ベイの朝食料金は3,750円(税込)です(2023年10月時点)。朝食無料サービスの適用で本会員と同室の宿泊者1名が無料になるので最大7,500円が無料になります。
また朝食が無料になるだけでなく、朝の混雑した時間帯に優先レーンが設けられたり、窓際の席に優先的に案内されたり、ゴールド会員以上限定メニューが提供されることもあります。
部屋のアップグレードは空室状況によりますが、アップグレードされるとそれだけで1万円以上お得になる場合もあります。我が家は何度もアップグレードしていただいており、それだけで年会費相当を回収しています。
他にもカード利用状況とカード更新で無料宿泊1泊分(プレミアムは最大2泊分)が毎年プレゼントされるので年に1回は無料で宿泊することも可能です。
さらにヒルトンアメックスプレミアムカードだと、年間200万円以上の利用でヒルトン・オナーズの最上位ステータスであるダイヤモンド会員になれます。
ダイヤモンド会員になれば、ゴールド会員の特典に加え、エグゼクティブラウンジも利用できるようになるのでお酒も無料で飲み放題です。ヒルトン東京ベイのラウンジはメニューが充実しているので夕食代わりになります。つまり朝食だけでなく夕食代も実質無料です。
ヒルトンアメックスとプレミアムのどっちにすればいいのか悩んでいる場合は、以下の記事でヒルトンアメックスとプレミアムの違いを比較していますので、ぜひ参考にしてください。
個人的には年間200万円以上利用するなら、ヒルトンアメックスプレミアム一択です。
マリオットボンヴォイ アメックス・カード
カード名 | マリオットアメックスカード マリオットアメックスプレミアムカード |
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年会費 | マリオットアメックス:23,100円(税込) マリオットアメックスプレミアム:49,500円(税込) |
お得に泊まれるホテル | シェラトングランデ東京ベイ(オフィシャルホテル) |
マリオットアメックスカードは保有しているだけでマリオットボンヴォイの上級会員になれます。付与されるステータスは以下の通りです。
- マリオットアメックス:シルバーエリート会員
- マリオットアメックスプレミアム:ゴールドエリート会員
マリオットボンヴォイの特典については以下の記事で詳細に解説しています。
シルバーエリートの特典は魅力的ではないため、個人的には無条件でゴールドエリート会員になれるマリオットアメックスプレミアムをおすすめします。通常ゴールドエリート会員になるには年間25泊必要です。
ゴールドエリート会員の主な特典は以下の通りです。
- 客室のアップグレード(スイートは対象外)
- 優先レイトチェックアウト(14時まで)
結論から言ってしまうとマリオットボンヴォイの場合は、ゴールドエリートだとあまり恩恵をうけられません。お得感を感じられるのは、ゴールドエリートの一つ上のステータスであるプラチナエリートからです。
プラチナエリートになれば以下の特典をうけられます。
- 客室のアップグレード(一部スイートも対象)
- 優先レイトチェックアウト(16時まで)
- 朝食無料(同室の宿泊者1名も無料)
- ラウンジの利用
私自身プラチナエリート会員ですが、シェラトングランデ東京ベイだと程度の差はありますが、毎回アップグレードしていただいています。通常のスタンダードルームから差額が3万円以上する和室スイートにアップグレードしてもらえたこともあります。
またプラチナエリート会員は、朝食の無料だけでなくシェラトングランデ東京ベイのラウンジも無料で利用できるのでお酒も料理も食べ飲み放題です。
では、どうやってプラチナエリート会員になるのかが問題です。
プラチナエリート会員になるには、通常年間50泊以上する必要があります。普通に目指すには少しハードルが高いですが、マリオットアメックスプレミアムカードを保有すれば以下の特典によりプラチナエリートを取得しやすくなります。
- 毎年15泊分の宿泊実績プレゼント
- 年間400万円以上の利用
毎年15泊分の宿泊実績プレゼントとは、宿泊しなくても15泊宿泊したことにしてくれるというものです。つまり、通常年間50泊以上必要なところ35泊でプラチナエリートになれることを意味します。
またはマリオットアメックスプレミアムカードで、年間400万円以上利用することでプラチナエリート会員になれます。400万円以上決済できる人は限られますが、1泊もせずにプラチナエリート会員になれるのは大きなメリットです。
他にも年間150万円の利用で1泊35,000ポイント(プレミアムは50,000ポイント)までのホテルに無料で宿泊できる特典のプレゼントもあるので、使い方次第では容易に年会費相当を回収できます。
マリオットアメックスとプレミアムのどっちにすればいいのか悩んでいる場合は、以下の記事でマリオットアメックスとプレミアムの違いを比較していますので、ぜひ参考にしてください。
個人的には、マリオットアメックスプレミアムカードがおすすめです。
アメックス・プラチナ・カード
カード名 | アメックス・プラチナ・カード |
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年会費 | 165,000円(税込) |
お得に泊まれるホテル | ヒルトン東京ベイ(オフィシャルホテル) シェラトングランデ東京ベイ(オフィシャルホテル) |
アメックス・プラチナ・カード会員は、以下のホテルグループの上級会員になれます。
- ヒルトン・オナーズ:ゴールド会員
- Marriott Bonvoy:ゴールドエリート
- Radisson Rewards:プレミアム
- SEIBU PRINCE CLUB:プラチナメンバー
前述した「ヒルトンアメックス(プレミアム含む)カード」と「マリオットアメックスプレミアムカード」のステイタスをダブルで持ち合わせており、それに加えて「Radisson Rewards」と「SEIBU PRINCE CLUB」のステイタスも付与されます。
さらに「ヒルトンアメックス(プレミアム含む)カード」と「マリオットアメックスプレミアムカード」の場合、上級会員になれるのは本会員だけですが、アメックス・プラチナ・カードであれば家族カード会員も上級会員になれます(SEIBU PRINCE CLUBは除く)。
また、カード更新毎に国内の対象ホテルに一泊できる無料ペア宿泊券のプレゼントもあります(フリー・ステイ・ギフト)。宿泊券は幅広いホテルブランドを網羅しているので「ヒルトン東京ベイ」、「シェラトングランデ東京ベイ」、「ホテルオークラ東京ベイ」といったオフィシャルホテルに無料で宿泊できます。
ホテルステイタスの面で大変バランスの取れたアメックス・プラチナですが、以下のステータスを取得するには、裏技的な方法は存在しないので地道に宿泊実績を積み上げて目指すことになります。
- ヒルトン・オナーズ:ダイヤモンド
- マリオットボンヴォイ:プラチナエリート
上記のステイタスを決済額でサクッと取得したいのであれば「ヒルトンアメックスプレミアム」や「マリオットアメックスプレミアム」を選択する必要があります。
One Harmony VISA
カード名 | One Harmony VISA |
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年会費 | クラシックカード:1,375円(税込)※初年度無料 ゴールドカード:11,000円(税込) |
お得に泊まれるホテル | グランドニッコー東京ベイ 舞浜(オフィシャルホテル) ホテルオークラ東京ベイ(オフィシャルホテル) |
オークラ ホテルズ & リゾーツ、ニッコー・ホテルズ・インターナショナル、ホテルJALシティには、「One Harmony(ワンハーモニー)」という入会金・年会費無料の会員プログラムがあります。
「One Harmony VISA クラシックカード」は特にステイタスの付与はないので、カードを作るのであれば無条件でロイヤルメンバーになれる「One Harmony VISAゴールドカード」一択です。通常ロイヤルメンバーになるには年間10泊必要です。
ロイヤルの特典は以下の通りです。
- 客室ワンランクアップグレード(デジタルバウチャー)
- レイトチェックアウト(最大15時)
- アーリーチェックイン
- ウェルカムドリンク
- 館内施設利用(プール・スパ・ジム)などの特典
ちなみにロイヤルの特典は、One Harmoneyの最上位ステイタスである「エクスクルーシィヴ」とそれほど差はないので「エクスクルーシィヴ」を目指す必要性はほぼありません。
正直ヒルトン・オナーズやマリオットボンヴォイの会員プラグラムと比較するとかなり劣ります。客室のアップグレードは自己申告制でかつワンランクアップまでです。最上位の「エクスクルーシィヴ」ですらラウンジのアクセス権はなく、朝食の無料サービスもありません。
グランドニッコー東京ベイ 舞浜にあるラウンジを利用するには、ステイタス保有者であっても、ニッコーフロアに宿泊していない場合は利用できません。
グランドニッコー東京ベイ 舞浜のラウンジは以下の記事で解説しています。
ステイタスを取得しても朝食は無料になりませんが、グランドニッコー東京ベイ 舞浜とホテルオークラ東京ベイの朝食は、有料でも食べる価値があります。
グランドニッコー東京ベイ 舞浜の朝食は、100種類以上のメニューが日替わりで提供されているだけでなく、シェフが目の前で仕上げるパフォーマンスキッチンが魅力です。
ホテルオークラ東京ベイの朝食は、朝食のおいしいホテルとして数々の賞を受賞しています。特にシェフが目の前で焼きあげる「フレンチトースト」が絶品なのでおすすめです。
まとめ
ディズニーホテルや東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテルがお得になるクレジットカードをまとめると以下のようになります。
カード名称 | 年会費(税込) ※1:初年度無料 | お得に宿泊できるホテル |
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JCBザ・クラス | 55,000円 | ディズニーホテル |
ディズニー★JCBカード | 一般:2,200円 ※1 ゴールド:14,300円 | ディズニーホテル |
ファンダフル・ディズニー | 5,940円 | ディズニーホテル |
ヒルトン アメックス | 通常:16,500円 プレミアム:66,600円 | ヒルトン東京ベイ |
マリオット アメックス | 通常:23,100円 プレミアム:49,500円 | シェラトングランデ東京ベイ |
アメックス・プラチナ | 165,000円 | ヒルトン東京ベイ シェラトングランデ東京ベイ |
One Harmony VISA | 一般:1,375円 ※1 ゴールド:11,000円 | グランドニッコー東京ベイ 舞浜 ホテルオークラ東京ベイ |
ディズニーファンなら「ディズニー★JCBカード」と「ファンダフル・ディズニー」は必須です。ホテル特典だけなら、どちらか一枚で良いと思いますがパーク内での特典を考慮するとどちらも所有しておいた方が無難です。
オフィシャルホテルも宿泊範囲に含めるのであれば、ヒルトンアメックス、マリオットアメックス、アメックスプラチナが候補になってきます。One Harmony VISAも一応候補に入るものの個人的には特典内容が弱いのでおすすめできません。
ちなみにヒルトンアメックス、マリオットアメックス、アメックスプラチナなどのアメックスのカードは、紹介プログラムを経由して入会すれば通常よりもお得な特典をうけられます。もし、身近にアメックスのカード保有者がいなければ、私から紹介できますので、以下のリンクよりご連絡ください。通常よりもお得にポイントを獲得できる、紹介プログラム特典の入会用URLをお送り致します。