日本点字図書館カード(にっぽんてんじとしょかんかーど)というイオン銀行が発行しているカードがあります。自己負担なしで社会福祉法人日本点字図書館へ寄付できるカードです。
日本点字図書館は、東京都新宿区高田馬場一丁目23番4号にある視覚障害者のために点字図書・録音図書の制作・貸出などを行う日本最大の視覚障害者用図書館です。略称は日点(にってん)です。
公式サイト 日本点字図書館
さっそく、日本点字図書館カードの特典や特徴・メリット・デメリットについて解説します。
目次
日本点字図書館カードの基本情報
カード名 | 日本点字図書館カード |
---|---|
カードデザイン | |
発行会社 | イオン銀行 業務受託:イオンフィナンシャルサービス株式会社 |
年会費 | 無料 |
入会条件 | 18歳以上で電話連絡可能な方 ※高校生不可(卒業年度の1月1日以降なら申込み可能) |
家族カード | 無料 ※3枚まで発行可能 |
ETCカード | 無料 |
国際ブランド | JCB |
ポイント | WAON POINT |
ポイント付与率 | 0.5% 200円(税込)ごとに1ポイント |
ポイント有効期限 | 初回進呈月を起点に最大2年間 |
電子マネー | Apple Pay |
締め日/支払日 | 毎月10日 / 翌月2日 ※金融機関休業日の場合は翌営業日 |
海外旅行傷害保険 | ー |
国内旅行傷害保険 | ー |
日本点字図書館カードの特徴
日本点字図書館カードは、イオンマークのカード(イオンマークのあるカード)なので、イオンマークのカード共通の特典・サービスをうけられます。
イオンマークのカード共通の特典・サービス
- イオングループの対象店舗でいつでもポイント2倍
- 毎月5のつく日は「お客さま わくわくデー」でポイント2倍
- 毎月10日は「AEON CARD Wポイントデー」でどこでもポイント2倍
- 毎月10日は「ありが10デー」でイオングループの対象店舗でポイント5倍
- 毎月15日は「G.G 感謝デー」で5%OFF(55歳以上限定)
- 毎月20日・30日は「お客さま感謝デー」で5%OFF
- イオンカードポイントモール経由でポイントがお得にたまる
- AEONCARD ポイントクラブ(優待加盟店)の利用でポイント最大3倍
- Web明細(環境宣言)
- ETCカードの発行手数料・年会費が無料
- Apple Payが使える
- JR東海エクスプレス予約サービス(プラスEX会員)を利用可能
- ショッピングセーフティ保険が付帯
- クレジットカード盗難保障が付帯
- 優待施設で割引などの特典をうけられる
- 各種旅行サイトで割引などの特典をうけられる
- 世界にあるイオンワールドデスクを利用できる
- イオンシネマの映画料金がいつでも300円割引
イオンマークのカードの共通特典・サービスについては以下の記事にまとめていますので詳細を確認したい方は参考にしてください。イオンマークのカードと、イオンマークのないカードについても紹介しています。
日本点字図書館カードでは、イオンマークのカード特典に加えて、以下のような独自の特典をうけられます。
- 日本点字図書館へ寄付できる
日本点字図書館へ寄付できる
カード入会時に1,000円と、イオンフィナンシャルサービス株式会社の加盟店でのカード利用金額の0.45%を、イオンフィナンシャルサービス株式会社より社会福祉法人日本点字図書館へ寄付されます。カード会員の負担はありません。
カード利用金額の0.45%と聞くと少なく感じるかもしれませんが、毎月10万円利用すると月に450円の寄付になります。年間で5,400円です。
日本点字図書館カードのデメリット
ポイント還元率が0.5%
日本点字図書館カードのポイント還元率は0.5%と一般的です。
還元率という点だけでいえば、以下のような年会費無料でポイント還元率が1.0%以上のカードと比較すると少し見劣りしてしまいます。
カード | ポイント還元率 |
---|---|
リクルートカード | 1.2% |
楽天カード | 1.0% |
dカード | 1.0% |
オリコカード ザ ポイント | 1.0% |
JCB CARD W | 1.0% |
JCB CARD W plus L | 1.0% |
ただし、日本点字図書館カードは、イオングループの対象店舗なら、いつでもポイントが2倍になりますし、毎月10日であればどこでもポイントが2倍になります。そのため使い方によっては、常に還元率を1.0%以上にすることも可能です。
旅行傷害保険が付帯していない
日本点字図書館カードには、国内外の旅行傷害保険が付帯していません。
そもそも日本点字図書館カードは、アメックスやダイナースのようなT&Eカード(トラベル&エンタテインメントカード)ではないので旅行傷害保険は特に必要ないと思います。仮に旅行傷害保険を付帯することで年会費が有料になる方がデメリットです。
ライバルのセブン&アイグループのセブンカード・プラスも国内外の旅行傷害保険は付帯していません。
旅行傷害保険の付帯したカードを選ぶのであれば、空港ラウンジなども利用できるゴールドカード以上をおすすめします。
WAON・イオンiDを利用できない
日本点字図書館カードは、「WAON」と「イオンiD」を利用できません。
普段から電子マネーを利用している人は、注意しておかなければいけません。特にAndroidユーザーは代替手段がないので、電子マネーは利用できないと思っておいた方が良いです。
ただし、iPhoneユーザーはApple Payを利用できますので、デメリットにはなりません。
イオンゴールドカードのインビテーションはこない
イオンカードには、インビテーション(招待状)が届いた人のみ取得できるイオンゴールドカードがあります。イオンゴールドカードは、イオンラウンジや空港ラウンジといった一般的なゴールドカードとほぼ同じようなサービスをうけられます。年会費は無料です。
日本点字図書館カードは、インビテーション対象外のカードなので、イオンゴールドカードのインビテーションが届くことはありません。
インビテーションが届く対象カードは、以下の2種類です。
イオンゴールドカードのインビテーションが届く条件については、実際に届いた時の条件・申込み手順なども含めて以下の記事で解説しています。
まとめ
日本点字図書館カードの大きなメリットは以下の通りです。
- 日本点字図書館へ寄付できる
日本点字図書館カードの特典は、イオンマークのカード共通の特典のみですが、自己負担なしで日本点字図書館に寄付できるというメリットがあります。
寄付金は、点字・録音図書の製作・貸出に役立てられるため、視覚障害者を間接的に助けることができます。少しでも社会に貢献したい人は、日本点字図書館カードを発行してバンバン使いましょう。